「予防接種が終わって『無敵』のいっぬ」という文言と共に投稿された、予防接種を終え、誇らしげに瞳を輝かせる犬さんの写真と、そのすぐ前に「予防接種待ちで『無』の状態になってるいっぬ」という文言とともに投稿された、すべての望みを捨てたかのような無の境地で写っている犬さんの写真、両表情のギャップがSNSで大注目されました。
両投稿には「偉いね」「ビフォーアフターの差がわかりやすくて可愛いですねぇ」「やり切った感凄いな」など犬さんを讃える声が集まりました。いずれも5月25日に投稿され、28日現在、「接種前」には7.7万件のいいね、が「接種後」には12.1万件ものいいね、が寄せられています。
投稿したのはくうミナライズ(@yuduki_emi)さん。その両極端の表情で画面の向こうにいる多くの人たちを魅了した犬さんのお名まえは、なんと「不二子ちゃん」!よくハスキー犬にまちがえられるという不二子ちゃんが今回、予防接種を受けた時の状況を聞きました。
◇ ◇
――素敵なお名まえですね、不二子ちゃんのプロフィールについて教えてください。
不二子は伯母の家で産まれた仔犬で、最初はブチ模様だから「ブチ子」と便宜上呼ばれていたのをもうちょっと可愛くして「不二子」になりました(字は峰不二子の不二子にしよう!と)。15年前に祖父母の家に遊びに行った時に、伯母から「仔犬産まれたから1匹もらって!」と突然言われてそのまま連れて来て現在に至ります。
――今回は狂犬病の予防接種だったのでしょうか?ぜひこの「ビフォーアフター」のお写真を撮った時のご状況について聞かせてください。
狂犬病(の予防接種)です。具体的に予防接種であると気付いていたかどうかはわかりませんが、とにかく病院の駐車場に着くと毎回スン……となります。終わって診察室から出た瞬間からもうテンションMAXで無敵です。
――タイムラインを拝見すると、お家には猫さんたちもおられますね。それぞれのお名まえや、不二子ちゃんとの関係なども教えていただけますでしょうか?
猫は白っぽい方が「やわら」茶トラが「ちゃわら」です。やわらは、不二子の友達だから…って事でアニメの「YAWARA」から取りました(YAWARAのふじこさんは字が違うけど)。ちゃわらは、やわらの妹で茶色いから、ちゃわらです。猫たちは不二子が10歳の時に祖父母の家からもらって来たので小さい頃から仲良しみたいな関係ではなく、少し神経質な不二子に人なつっこい猫たちが、一方的にすり寄ったりちょっかいをかけたりして不二子からはウザがられています。
けど、不二子とやわらが一緒に病院に行った時に、診察室のドアの向こうからやわらの鳴き声が聞こえて、心配した不二子が走って行って診察室のドアを脚で叩いた時は萌えました。
――それは可愛いエピソードですね!それぞれのチャームポイントは?
存在そのものが最高に可愛いので、どこがチャームポイントかと聞かれると困りますね。仕事が休みの日に朝ごはんの時間を過ぎても寝ていると、3匹で起こしに来て殴る蹴る噛むなどの暴行を受ける時などでしょうか。
◇ ◇
また、今回の大反響については「毎回(予防接種の際は)このテンションの落差が激しくて面白かったので似た様な写真は今までにも何度か投稿していたので、今回反響が大きくてびっくりしています。予防接種って言うワードのタイミングかな…?(笑)」とも話す、くうミナライズさん。ともあれ、不二子ちゃん、本当に予防接種お疲れさまでした。やわらちゃんや、ちゃわらちゃんといっしょに、これからも楽しく元気に過ごしてくださいね!