篠原ゆき子が思わず赤面 5歳娘が銭湯で猛烈すぎる宣伝、大声で「この人『相棒』に出ています!」

石井 隼人 石井 隼人
愛娘もママのブレイクを応援中!篠原ゆき子(撮影:石井隼人)
愛娘もママのブレイクを応援中!篠原ゆき子(撮影:石井隼人)

女優の篠原ゆき子にとって、昨年2020年はこれまでの人生の中で最も濃厚な1年だったという。一度目の緊急事態宣言が明けてからの後半はまさに怒涛。7月はコロナ禍の日本を舞台にした主演映画『女たち』(6月1日公開)を撮影し、10月は国民的刑事ドラマ『相棒』にレギュラーメンバーとして新加入。12月に公開した主演映画『ミセス・ノイズィ』はインディペンデント作品として異例のロングランヒットを記録。出演作『銃2020』『浅田家!』『罪の声』も立て続けに公開された。篠原曰く「青春だった」というそんな昨年を振り返ると、5歳の小さな応援団の姿も見えてくる。

メディア露出も増えて“遅咲き女優”“注目の女優”などと紹介された。篠原は「上半期はコロナ禍で停滞していて、自宅で娘と卓球ばかりやっていました。それが7月くらいから大忙し。前半と後半のコントラストが異常で、まさにジェットコースター状態。泣いたり、笑ったり、苦しかったり、楽しかったり。2020年は青春でした」と回想する。

『女たち』で毒母との確執に苦しむ崖っぷち女性を演じた2週間後に、真っ直ぐな女刑事役で『相棒』にレギュラー出演。「母役の高畑淳子さんと取っ組み合いの喧嘩をした直後に刑事役。自分の体内から『女たち』を消すのに苦労しました」と嬉しい悲鳴だ。

作家性の強い映画を主な活動フィールドにしてきたこともあり、国民的人気長寿ドラマへのレギュラー参加には喜びと戸惑いと驚きがあった。「ホームからアウェーに行くというか、転校生のような感覚。映画での私が陰とするならば、『相棒』では陽。演じる上ではお茶の間の方々が求めるものを意識するなど、映画とは違ったスタンスで臨んでいました。新しい経験や得るものが沢山ありました」と表現の幅の広がりを実感している。

いまだかつてない反響も実感。「私のことを認識してくださる方が増えたので、取材の数も増えました。それによって『ミセス・ノイズィ』の露出も多くなったりして、ありがたい相乗効果もありました。ビックリしたのが、私にボブヘアーのイメージを抱く方が多くなったこと。事務所の宣材写真も含めて長年ロングヘアの暗い愛人のような姿だったのに、『相棒』に出演させていただいたことで周囲のイメージも一新です」と笑う。

5歳の愛娘もママのブレイクを応援。『相棒』放送期間中に2人で銭湯に行ったときのこと。「大勢の人がいる前で娘が急に“この人『相棒』に出ています!『ミセス・ノイズィ』も公開中です!”と大声で宣伝。可愛いけれど、こっちは裸ですから…。恥ずかしかったです」と赤面も、小さな応援団に背中を押された気分。もちろん幼い娘はどっぷり『相棒』ファンだ。

2021年も昨年に引き続き怒涛が待ち受けていそう。主演映画『女たち』とハリウッドデビュー作『モータルコンバット』の公開が控える。まだまだコロナ禍ではあるが「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギスではなく、鳴くまで待とうの精神でいいかなと。なるようになるさ!と自分に言い聞かせています」と焦りはない。さすが“遅咲き”だけあって、構えもドッシリしている。

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