漫画家の竹谷州史(たけや・しゅうじ)さんが自身の公式ツイッターアカウント(@takeya_syuji)に投稿した写真が注目を集めています。
竹谷さんは8歳と10歳の2人兄弟のお父さん。この出来事は投稿当日の5月4日夜8時ごろ、兄弟がお風呂から上がったあと、竹谷さんが入浴しようとしたタイミングで起こったそうです。
「子供たち。いま私は、家の中で水死体を発見した気分です。心から反省してください。おフロのゴム手袋であそんだあとは必ず片付けて」
投稿写真には自宅の風呂場が写っているのですが、浴槽の中に異変が。水面からピンク色のゴム手袋の指先がニョキっと突き出ているのです。写真を見たユーザーらは「これは怖い」「心臓に悪い」「キャー、怖すぎる」「これはビビる」「ホラー映画みたい」「腰抜かすわ」と驚きの声を続々と投稿。5日昼12時の時点で4.1万のいいねが付き、拡散は続いています。
竹谷さんからお子さんたちへのメッセージは続きます。
「いや、怒ってないよ。私はキミたちに片付けの注意をしてるのであって、全然驚いてないから。ぜんぜんこわくないから。推理ドラマの死体の第一発見者の釣り人の気持ちがわかった。とか、10本くらいあったら心臓止まってたわ。とか、ぜんぜん思ってないから」
これはさぞや怖かったに違いありません。投稿した竹谷さんに話を聞きました。
竹谷さん「実はその場で腰を…」
ーー見た瞬間、悲鳴を上げたりされたのでしょうか。
「いえ、実は声も出さずに静かにその場で腰を抜かしました」
ーーご家族やお子さん2人は竹谷さんの驚きに気が付きましたか?
「このとき子どもたちはもう部屋に戻っており、妻も自室におりました。奇妙なことですが、この驚きも、このツイートがバズっていることも、まだ家族に話していないのです」
ーーなんとご家族はご存じないのですか!ツイッターに投稿しようと思われた理由は?
「私事ですが、昨年からの月刊連載に加え、今年から週刊連載もはじめまして、寝食の間もないほど忙しくしておりまして、湯船でSNSを眺めるひとときが、最近唯一の息抜きの時間でした。なのでこの衝撃の体験の際にはちょうど手にスマホを持っており、撮影に成功した次第です。多忙により日常のツイートも滞っておりましたので、久しぶりに家族ネタを報告できるいい機会だな、という軽い気持ちでした」
ーー反響の大きさは予想されていましたか?
「確かに、我ながら良いツイートになったなあ、とは思いましたが、こんなにも拡散されるとは…まったくの想定外です」
子育ては驚きの連続「仕事場の床一面に…」
ーー過去にもお子さんたちの行動に驚かされたエピソードはありますか?
「どこのご家庭も同じでしょうが、子育ては驚きの連続ですよね…。最近だと仕事場の床一面にBB弾を敷き詰められたとか、仕事場の押し入れに半日潜んでたとか、あと、これは毎晩ですが、家の中のすべてのふとんや布やクッションを自分の寝床に集めてからでないと寝ない習性とか」
床一面のBB弾とは…恐れ入ります。こんなエキサイティングな毎日を送る竹谷さんの最新作は、伊万里焼や備前焼、九谷焼などの焼物を擬人化したコメディー漫画「やきもんロワイヤル」。月刊「モーニング・ツー」(講談社)で連載中。第1話50ページはWebコミックサイト「モアイ」で公開中です。