「YouTubeで有名になって日本に行きたい!」
そんな野望を持つアフリカ人の少年に注目が集まっています。
Twitterの動画投稿で、流暢だけどどこか可愛い日本語でベナンの文化を紹介するのは西アフリカ・ベナン共和国に住むルイくん。ルイくんは日本語をアニメで習得し、企画、撮影、編集まで自身で行っているというからそのポテンシャルに驚きです。
動画を観たSNSユーザー達からも「可愛いし応援したくなる」「なんか癒される〜。ベナンの暮らしが学べて楽しいな」「日本語上手、凄いな〜」など、応援の声が多数寄せられています。
ルイくんの動画作りを手伝っている内藤獅友さん(@Naikel0311)にお話を伺いました。
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青島ほなみ(以下「青島」):ルイくんと出会ったきっかけを教えてください。
内藤獅友(以下「内藤」):元々僕自身がベナンを拠点に活動しており、アフリカに行きたくなる動画を発信する「アフリカチャンネル」というYouTubeをやっていました。そこで共演してくれたのが、一緒に住んでいるベナン人家族のルイくんだったんです。
青島:YouTubeで有名になりたいというルイくんですが、内藤さんの影響を受けたのでしょうか?Twitterでの動画発信を始めた理由を是非教えてください。
内藤:僕の本業が忙しくなり、YouTubeの更新は止まってしまったのですが、彼は「大好きな日本に行く夢」を諦められなかったようで…。「ベナンから発信して日本で有名になったらもしかしたらチャンスがやってくるかもしれないね!」と伝えると、「じゃあ、僕が自分で企画・撮影・編集をするからアップだけしてくれる?」と提案されたのが始まりです。やるなら本気で達成するまでやって欲しいため、まずはショート動画で発信を習慣化してもらおうということでTwitterで発信しています。
青島:「日本系男子のルイです」という挨拶が印象的ですが、どういう経緯で生まれたのでしょうか?
内藤:僕がもともと「アフリカ系男子」という、アフリカが好きだったり、アフリカナイズされた男子という意味合いで自称した肩書きだったのですが、彼も自己紹介のときに真似をして「日本系男子」と名乗り出しました。
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日本で叶えたい夢についてルイくん本人からコメントを頂きました。
”I feel happy and great and want to thank them for their support. Going to Japan doing a school base on video games and working in a game company and I want to be f1 racers.”(原文ママ)
(嬉しいし、素晴らしいし、皆さんのサポートに対してありがとうって伝えたいです。日本に行って、ゲーム学校に行ってゲーム会社で働いて、F1レーサーになりたいです。)
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ルイくんの動画は現在第九弾まで公開されており、内藤さんのTwitterで観ることができます。
日本語以外にも5カ国語を話せるというルイくん、YouTuberとして活躍する姿を見るのが待ち遠しいですね!