上司だからと遠慮していたら→恐怖!自宅の玄関前に大量の野菜が 不在なのに押しかけてくるなんて

長岡 杏果 長岡 杏果

親切な上司だと思っていたのに…これは私の幼なじみAちゃん(30代、会社員)の体験談です。

Aちゃんは20代で結婚・出産・離婚を経験し、現在思春期の子どもたちを育てるシングルマザーです。

シングルマザーとして生活していく上でAちゃんは各種手当を受給しているのですが、やはり生活は苦しいといつも話していました。

家計を圧迫していたのは成長期の子どもたちの食費と学費。学費を削ることはできないため、食費を抑えて食べ盛りの子どもたちが満足するよういかにかさ増しをするかいつも頭を悩ませていました。

   ◇   ◇

数ヵ月前、最近の近況をお互いに報告していたとき、Aちゃんは転職先の直属上司Bさんからよくしてもらっているという話を聞きました。

シングルマザーだということで、学校への呼び出しや行事などで有給を取る機会が多いAちゃん。それをとがめたりせず、むしろ「行っておいで」と快く送り出してくれるのだそう。

いままでの職場はシングルマザーに対して寛容ではなく、休みを取りにくかったと話すAちゃんに「いい職場を見つけられたね!」と喜びを分かち合いました。

もしかしてハラスメントなの?

その後、新型コロナウイルスの影響もありなかなか会うことができなかったAちゃんと電話で話す機会がありました。

お互いに職場の話をしていたとき、「Aちゃんの職場はいい上司でいいよね」と話すと、なんだか歯切れの悪い返事をするAちゃん。何かあったのかと聞いてみると、Bさんの距離感が近くて困っているとのことでした。

Bさんと一緒に働き始めて1年、ある日仕事の案件で住宅地図を広げると突然「で、Aさんの家はどこ?」と聞かれたそうです。

住んでいる場所はAちゃん、Bさんともに同じ市内だったため、この辺ですと答えたのですが、そこから数日後びっくりするような質問をされたそうです。

「毎日通勤でAさんの家の前を通っているけど、車の色は白?どっち側に止めてるの?」「部屋はアパートの何号室?」などと立て続けに質問されることが続きました。

また、ある日はAちゃんが出勤前に子どもを見送っているとじっとこちらを見ている人影があり、よく見ると通勤途中のBさん!

気味が悪いと感じ始めていたある日、「食費とか大変でしょう?うちに大量にある野菜をもらってくれないか」と言われ、食べ盛りの子どもたちのことを考え承諾すると「じゃあ家まで届ける」という話に。Aちゃんが「その日は用事があるから、後日近くのスーパーの駐車場でいかがですか?」と話すと「いや、通勤路だから持っていく」とBさんも譲らず。

その日、終業後に用事を済ませ帰宅すると自宅の玄関前には大量の野菜が置いてあったそうです。

上司だからと遠慮せず断る勇気を

この話を聞き、断れなかったの?と聞くと、上司だからとあまり強く言えなかったというAちゃん。

しかし、さすがに身の危険を感じたAちゃん。

食材を頂いたのだからと思い翌日、お礼とともに「わざわざ不在の自宅まで来ていただきありがとうごさいました。しかし、勘違いしてしまう方もおりますので自宅への訪問はご遠慮いただければ幸いです」

と、周りに聞こえるように伝えたそうです。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース