2018年の発売以来、好調な売れ行きが続くキリンビールの「本麒麟」(350ml缶、500ml缶)が今年、またも“攻め”のリニューアルを敢行し、さらに飛躍的な成長を遂げています。最大の特長である「飲み飽きない味わい」に磨きをかけるため、大麦とドイツ産ヘルスブルッカーホップを増量。担当者は「コクと飲みごたえを強化し、完成度の高いうまさを実現しました」と自信をのぞかせます。
2021年の販売目標は、前年比約1割増となる約2230万ケースに設定。3年連続の飛躍的な成長を目指していますが、今回のリニューアルでは具体的にどんな点が変わったのでしょうか。
実は本麒麟、2019年には「ドイツ産ホップ増産、上質な苦味とコクUP」、2020年には「大麦増量・仕込新技術でコクと飲みごたえをUP」とリニューアルを重ね、そのたびにシェアを上げてきた実績があります。3年連続となる今回は「大麦とドイツ産ヘルスブルッカーホップを増量」し、「卓越したうまさと品質」をさらに進化。原材料配合を一から見直し、ホップの苦味と余韻が調和した「飲み飽きない味わい」に仕上げました。
パッケージデザインも、「品質の良さ」「作り手のこだわり」がより直感的に伝わるよう工夫。聖獣・麒麟のエンブレムを強化したほか、赤色と金色をより鮮やかにすることで“上質感”を演出しています。また裏面には「新しくなった」ことをダイレクトに訴える「新」アイコンを採用しました。
発売当初の予測を大きく上回る成長を続ける本麒麟について、キリンビールは「コロナ禍により『家で(安くて)うまいビールを飲みたい』というニーズが高まっていること」、そして「テコ入れではなく、好調下での攻めのリニューアルを続けていること」が支持される大きな理由ではないかとみています。担当者は「ありがたいことに、新ジャンルブランドの定番商品として高く評価をいただいています。今後もビール類に期待される『力強いコクと飲みごたえ』を追求しながら、妥協せずに進化を続けていきたいと思います」と力を込めます。