かわいい、しかも三陸の支援になる 京都の観光案内所が販売するマスキングテープに注目

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 もうすぐ東日本大震災から10年。新型コロナウイルスの感染拡大が続く現在の状況では、東北地方に行くことは難しそうです。そんな中、かわいくて東北や三陸の支援にも役立つマスキングテープが京都で販売され、注目されています。

 マスキングテープは、京都市上京区桝形通河原町西入ルにある観光案内所「旅の情報ステーション 風の駅」で販売されています。正式名称は「叡山電車×風の駅×三陸鉄道マスキングテープ」。京都を走る叡山電鉄と岩手県沿岸部の三陸鉄道のコラボレーション商品として、2016年に発売されました。

 テープは幅1.2センチで長さは10メートルあります。現在販売されているのは黄色、緑色、水色、白色の4種類です。テープには、サンマやウミネコといった三陸の名物や生き物、三陸鉄道の駅名標、さらには京都の名所、鞍馬ゆかりのてんぐなどの柄が描かれています。

 風の駅では、テープ1本を350円で販売しており、収益の一部は三陸鉄道の支援に充てられます。

 岩手出身の両親を持つ、風の駅の太貫まひろ駅長は「復興支援になるからと購入してもらうだけでなく、ただ『かわいいから』と手に取ってもらえるだけでもうれしい。知らず知らずのうちに支援になっている方が長く続けられると思う」と話します。

 マスキングテープは風の駅だけでなく、風の駅の通信販売サイトでも購入でき、「風の駅 三陸鉄道マスキングテープ」で検索すると見つかります。

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