屋台や立ち飲みで味わったあのドリンクがなんと製品に!?
昨年12月に発売された「日本酒のだし割りカップ」がSNS上で大きな注目を集めている。
だし割りと言えば、日本酒や焼酎をおでんなどの煮汁で割る東京下町独特のカルチャー。それが全国のコンビニやスーパーでお手軽で買えるようになったというビッグニュースに、SNS上の酒好き達からは「こりゃ祭ですわ…」「これさ~永遠に飲めるやつだと思うんですよ…湯豆腐とかといっしょに飲みたい」「こんなやばいもの売ってもいいのか…ひとつ試しにと思ったんだけど…自然と手が二つ目を持ってた…これは…絶対に…危ないぞ…」など数々の歓喜の声が上がっている。
個人的にはもっともマイナーなカテゴリーのドリンクの一つだと思っていただし割りだが、果たしてどのような経緯で製品化に至ったのだろうか?「日本酒のだし割りカップ」の発売元、三菱食品のご担当者にお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):まさかだし割りが製品化されるとは思ってもみませんでした。「日本酒のだし割りカップ」誕生の経緯についてお聞かせください。
担当者:「東京下町で昔から愛されている"だしで割る日本酒"を、全国の方々に味わって頂きたい!」「コロナで移動が制限されている中で、自宅でも"だしで割る日本酒"手軽に味わって、楽しんできたい」という思いを込めて、また、日本酒の新しい楽しみ方として、日本酒好きの方にも、普段あまり飲まれない方にも楽しんでいただけるように開発いたしました。
中将:制作にあたりこだわった点、ご苦労された点などお聞かせください。
担当者:カップごと電子レンジで温め、そのまま飲める仕様にするために、容器の設計、テストに苦労しました。常温でも、冷やしても温めても美味しい味わいを実現するために、日本酒とヤマサの白だしの旨味との絶妙なポイントを実現するために何度も試作を重ねて、やっと現在の味わいに仕上げることが出来ました。
中将:だし割と言うと圧倒的に東京を中心に人気があるイメージですが、今回全国発売されてから地域ごとに反響の違いがあればお聞かせください。
担当者:東京の下町で飲まれていた飲み方ですので、発売当初は東京で特に人気が高い商品でした。購入された方が感想をSNSで発信してくださっているのが全国に広まり、現在は関東を超え、全国的に注目度が上がってきております。だしで日本酒を割るという新しい飲み方に感動されている方も多く見受けられます。
「三菱食品」会社概要
本社所在地:東京都文京区小石川1丁目1番1号
公式サイト:https://www.mitsubishi-shokuhin.com/
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まだまだ厳しい寒さの続く中だが、よく温めただし割りに七味唐辛子なんかを振って飲めば心は東京下町の温もりに包まれそうだ。ご興味のある方はぜひお近くのコンビニ、スーパーや通販等で「日本酒のだし割りカップ」をお求めいただきたい。
なお三菱食品では今回ご紹介した「日本酒のだし割りカップ」のほかにも人気番組「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBS)の吉田類さんをアンバサダーに起用した「蔵べるシリーズ」など酒好きにとって楽しいこだわりのある商品を発売中。
今後、新たにどんなユニークな商品が登場するか注目したい。