テーブルの上で焼酎「大五郎」とチョーヤの梅酒を混ぜ合わしている、心なしか顔色の悪い女…
フェルメールの名作「牛乳を注ぐ女」を模した「梅酒を大五郎で割る女」がSNS上で大きな注目を集めている。
梅酒(アルコール度数・15度)と大五郎(アルコール度数・25度)を半々で割るとそのアルコール度数は20度…。なかなか上級者なカクテルを楽しむ女の悲壮感を描いたこの作品に対し、SNSユーザー達からは「私の梅酒とどっちが濃いかな?自作梅酒は梅とスピリタスで作ってます。」「大五郎で割るレベルの酒カスのくせに割ってる梅酒がそこそこ悪くないのが草」「アルコール控えめで体に優しい。お値段安くてお財布に優しい。」「すでに1本空に…(震)」など数々の共感、絶賛のコメントが寄せられている。
「梅酒を大五郎で割る女」の制作者で漫画家、イラストレーターの差詰そうたろうさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):個人的にはフェルメールの原画よりも好きなのですが、差詰さんがこの作品を制作されたきっかけをお聞かせください。
差詰:もともとは絵の勉強のために始めた模写でした。しかし、ただ真似るだけではもったいないなと思い、今回のような組み合わせを試していました。誰でもご存知の銘柄と掛け合わせることで名画がより身近に感じれたら嬉しいです。
中将:たしかに酒飲みにはこれほど身近に感じられる掛け合わせはないですね!
制作にあたりこだわったポイントをお聞かせください。
差詰:大五郎のボトルは3Dで作成したものを下絵に使っております。手に馴染み持ちやすく、親しみを感じられるデザインですよね。
中将:大五郎のフォルムを表現するためにそこまで念入りに描かれていたんですね!
ちなみに梅酒の焼酎割りはなかなか上級者な飲み方だと思いますが、差詰さまも愛飲されているのでしょうか?
差詰:昔、居酒屋で頂いた時に痛い目を見ました。おすすめです。
中将:反響へのご感想をお聞かせください。
差詰:リプライの中には同じレシピをご家族と楽しまれてる方や、もっと度数の高いお酒を梅酒で楽しまれてる方がいらっしゃったりで面白かったです。肝臓を大事にしてほしいです。
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模写するつもりが、ある意味でフェルメールを超える名作を創りだしてしまった差詰さん。この絵に心惹かれたお酒好きの方はぜひチョーヤ「SINGLE YEAR」と大五郎をお買い求めになって、差詰さんの作品の世界観に浸っていただきたい。