「マジで怪獣が現れたのかと思った」 迫力あふれる沖縄式の獅子舞が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「マジで怪獣が現れたのかと思った。」

迫力あふれる沖縄式の獅子舞がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけは打楽器奏者のサカンさんが投稿した、ご自身の結婚式に「創作芸団レキオス」を呼んだ際の獅子舞実演動画。

ステージ狭しと跳ね回り転げまわるリアルな"獅子"の舞にSNSユーザー達からは「かっこよすぎるのと圧倒されたので涙でてきた」「今まで見た獅子舞の中で一番動きがいいかもしれない」「すごい!これは、子供の頃見たら存在を信じ込むレベル。」など絶賛のコメントが相次いでいる。

この動画についてサカンさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):今回、結婚式に沖縄の獅子舞を呼ぼうと思ったきっかけをお聞かせください。

サカン:以前妻がバイト先で演舞を拝見しており、自分達の結婚式に是非呼びたいと思っておりました。レキオスさんの拠点が沖縄で、結婚式も沖縄だったので都合が良かったです。

中将:あらためてこのパフォーマンスをご覧になっていかがだったでしょうか。

サカン:とにかくみんな大迫力だったと大喜びしてくれました。子供達は大泣きしていましたが。私自身はその後の演出等もあり全ては見れませんでしたが、それでも生で見れてすごく嬉しかったです。

中将:SNS上の反響も物凄いですね。

サカン:以前もレキオスさんの獅子舞動画で10万「いいね」ついたので、やはりみんなの心を動かす演舞なんだなと再認識しました。

「サカン」さんプロフィール
打楽器奏者。Rav Vast Drum公式パートナー。「ハンドパンで遊ぶ会」主宰。
Rav Vast Drumページ:https://ravvast.com/partners/ryuichiro-sakan/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC0umTJYl57rMdheG5O1Dz8A?feature=emb_ch_name_ex

 ◇ ◇

サカンさんのご紹介でレキオスの比嘉翔也(ひが しょうや)さんにもお話をうかがうことができた。

中将:沖縄式の獅子舞はどのような意味合いを持っているのでしょうか?

比嘉:沖縄の獅子舞はシーサー文化の流れをくむもので、現在本土でおこなわれているものとは意味合いや舞い方が異なります。邪気払い、無病息災、学力向上などにご利益があるとされ、縁起物として結婚式で舞うことも多いんです。

中将:動画を見せていただきましたが、躍動感というかものすごい迫力で驚きました。

比嘉:沖縄にはいろんな流派の獅子舞がありますが、レキオスではいかに獣の動きを動きを表現するかという部分に重きを置いています。呼吸、所作、立ち方など獣の動きをリアルに表現するため、演者は毎日基本となる足腰の運びのトレーニングに努めています。

中将:普段からの努力があのパワーを生み出しているんですね。サカンさんの投稿動画に対するSNS上の反響もめざましいものがありますが、ご感想をお聞かせください。

比嘉:そんなに話題になっているなんて全然知らなかったんですよ(笑)。でも嬉しいですね。これからも獅子舞など沖縄伝統芸能の魅力を広めていきたいと思います。

「一般社団法人創作芸団レキオス」
沖縄県本島北部を拠点とし、沖縄の伝統芸能であるエイサー、獅子舞を、新たなスタイルでダイナミックにアレンジした舞台公演を繰り広げる芸能団体。
1998年9月、主宰照屋忠敏(てるや ただとし)が男子会員のみで結成。後にオキナワン・プログレッシブサウンドを代表する日出克(ひでかつ)が音楽プロデューサーとして加わり、以来、エイサーのリズムに沖縄の民俗音楽を取り入れたパワフルで斬新な舞台を各地の公演、イベントなどで、繰り広げている。
所在地:沖縄県名護市為又255−1
公式サイト:https://requios1998.wixsite.com/requiosofficial
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCFM0-owaR2jQGGYzjwSs9qA
 ◇ ◇

深遠な伝統を土台に、現在も進化を続けている沖縄式獅子舞。その魅力は日本のみならず世界中でも注目され始めているようだ。このかけがえのない文化が今後さらなる浸透、振興を見せることを願いたい。

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