MKタクシーを運営するエムケイ(京都市南区)のツイッター公式アカウントが投稿した写真が話題です。
「ドライバーから昨日撮りました、と届いた写真がとても秋」
真っ赤な落ち葉のじゅうたんの上にたたずむ、くりくりお目々の子鹿のバンビちゃん。じっとこちらを見つめています。背景にはかやぶき屋根の建物も。
1日に投稿したところ、ユーザーからは「まさに里の秋って感じ」「良いもの見せていただきました」「なんて素敵な写真」「ポストカードみたい」等の感想が寄せられ、いいねの数は3万を超えました。
「出合えたのがラッキー」
同社公式ツイッター“中の人”と、撮影した「入社4年目、ドライブ、自転車、カメラ好きの若手ドライバーです!」というドライバーさんに話を聞きました。
――美しい写真に息をのみました。
ドライバーさん「ありがとうございます。提供した写真が弊社ツイッターに載ることがあるとは知っておりましたが、まさかこんなに多くのコメントをいただくとは…驚きと同時にうれしい思いです」
中の人「ドライバーが撮影した鹿の写真は約120万人の方に見られています」
――子鹿と視線が合っていますね。
ドライバーさん「偶然こちらを振り向いた瞬間を撮り押さえました。実は今回、動物をテーマにした紅葉は初挑戦となります。人物を撮る際、こっち向いて!と声を掛けると振り向いてくれますが、動物はなかなかそうはいきません。たまたま振り向いた瞬間を撮る、このことが動物写真を見る人の心を揺さぶり、より一層珍しく、映えるのではないでしょうか。ちなみにこの写真は連写ではなく1枚で決めました!」
――撮影時間は何時ごろですか?
ドライバーさん「朝7時半ごろですね。これを撮りたいがために早起きしました(笑)。このお茶屋さんをバックに撮る構図はインスタグラムで発見し、機会があればぜひ撮ってみたいと思いました。私が来た時にはカメラマンが数人おられました。(お茶屋さんの場所は)インスタグラムのおすすめ投稿でもよく紹介されますので、比較的知られていると思います。もちろん、シカは必ずしもお茶屋さんにいるわけではないので出合えたのがラッキーでした」
MKタクシー写真はなぜ映える?
――御社のツイッターには頻繁に素敵な写真がアップされます。
中の人「いつも弊社のツイッターを見ていただきありがとうございます。そうですね、私が所属している部署が主催で季節ごとに社内でフォトコンテストを行っています。そのフォトコンテストへの応募も含めてLINEやメール経由で私がいる部署に写真が届き、SNSにも載せています」
中の人「最近はフォトコンテストとは関係なく、きれいな写真やおもしろい写真が届きます。カメラが好きなドライバーや社員がいるので、いろんな写真が届いて私自身も楽しませてもらっています」