いつの間にか秋を通り越してすっかり冬めいてきました。これくらい寒い季節になると、暖かい場所を求めて野良猫が車のエンジンルームに入ってしまい、開けたらビックリなんて話を耳にします。しかし、日々多くの車に接しているプロの自動車整備士さんたちは車の中でもっと意外なものに遭遇しているんだとか。
整備士あるある、整備士占いなどを投稿するTwitterアカウント「自動車整備士あるある言いたい。」(@aru_aru_iita_i)の「これらはあなたが自動車整備士として働く中で経験するかもしれないことです。 」というツイートに添えられた画像を見て驚きました。どうやって侵入したのか、エンジンルームに鳥の巣!挙句の果てには、ちくわが生のままポロッと…いずれも「なんでこんな所に!?」というものばかり。
「自動車整備士あるある言いたい。」を運営する自動車整備士の方にお話を聞いてみました。
青島ほなみ(以下「青島」):どのくらいの確率で、画像のような衝撃的な物・生き物に出会うのでしょうか?
整備士:ツイートした画像はフォロワーの方から寄せられた物もありますが、私自身は少なくとも1年に1度以上は食べ物、生き物、不思議な物に出会っています。
青島:今まで1番衝撃的だったものは?
整備士:大事に隠されているパン等の食べ物は笑えますが、エンジンルームだけじゃなく車内にまでネズミが侵入し、糞や食べ物、亡骸で強烈な臭いになっていた車は忘れられません。
青島:生き物と遭遇した時は、どのように対処しているのですか?
整備士:自分達で処理する形になるのですが生きている場合は暴れてひっかかれたり、噛まれたりしないように注意をしています。どちらも作業後の手洗い消毒は欠かしません。
青島:「一般社会人 日本自動車整備親交会」という掲示板サイトを運営されているそうですが、整備士としてどんな情報発信をされたいのでしょうか?
整備士:普段何気なくお使いの車は便利である一方、メンテナンスを怠れば簡単に壊れ、事故に繋がる危険性がある乗り物です。ご自身が安心して乗る為に点検は必ず実施し、周りに被害を与えない為に整備も実施して下さい。
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整備士さんは「このツイートをきっかけに、自動車の点検整備の必要性を知って頂けたらありがたく思います。」とおっしゃっていました。故障や事故を少しでも避けられるよう、読者のみなさんにも定期的な点検整備をおススメします。