電車の運転士さん&車掌さんと“おそろいマスク”販売へ 人気車両デザインで「水曜は山電マスクの日」

金井 かおる 金井 かおる

 兵庫県の瀬戸内海側を走る私鉄、山陽電気鉄道(神戸市長田区)はこのほど、11月4日から運転士や車掌、駅係員が毎週水曜日にオリジナルマスクを着用することを発表しました。

 地元では親しみを込めて「山電(さんでん)」と呼ばれるローカル私鉄。姫路から神戸、大阪を結ぶ沿線には、元米大リーガーイチローさん出演のテレビCM(2018年)にも登場した須磨アルプスや、水平線が見渡せる滝の茶屋駅など、風光明媚なスポットが点在します。

水曜日は山電マスクの日

 同社担当者によると、コロナ禍を前向きに乗り越えていきたいという思いから一斉の着用が発案されました。期間は11月4日から2021年1月末までの予定。

 乗務員らに配布されるマスクは、同社人気車両3000系と最新車両6000系デザインの2種。右頬部分にはアクセントとして車両と同じラインが施されています。

 運転士さんや車掌さんは、乗務する車両と同じデザインのマスクを着用するのでしょうか。「『乗務車両と同じ柄のマスクを』というルールはありません。2種のうちどちらを着用するかは、運転士や車掌の個々の気分に任せております」(同社担当者)。

乗務員さんとおそろいマスク

 マスクは11月2日から一般販売も始まります。乗務員らが着用する3000系と6000系のほか、人気のツートンカラーをイメージした「旧標準色」、同社マスコットキャラクター「ろっくん」の全4種。サイズは大人、女性、ジュニアの3サイズ。各770円(税込み)。取り扱いはインターネット通販「山陽電車 楽天市場」のみ。

 運転士さんや車掌さんと“おそろいコーデ”ができる希少なチャンスになりそうです。

ネットで鉄道フェス、部品も販売

 毎年10月開催の「山陽 鉄道フェスティバル」はコロナ禍の影響で開催見合わせが決まりました。代替イベントとして、11月2日から30日までインターネット上のイベント「山陽 WEB 鉄道フェスティバル」が開催されます。

 動画配信コーナーでは、夜間の線路内作業や架線計測の作業、車両工場での洗車の様子を公開。塗り絵やペーパークラフトがダウンロードできるコーナーもあります。

 期間中はマスクのほか、車両銘板などの鉄道部品や、レールを使用した文鎮なども順次販売されます。売り切れ次第終了。

■山陽電車 公式ホームページ (http://www.sanyo-railway.co.jp/)
■山陽電車 楽天市場店 (https://www.rakuten.co.jp/sanyo-railway/

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