ゲリラ豪雨に遭った洗濯物どうすれば…花王アタック公式の答えが「暗い気持ちも洗い流す」と話題

広畑 千春 広畑 千春

 9月というのに連日の暑さに加え、滝のようなゲリラ豪雨が各地で頻発しています。あれだけ晴れていたのに突然雨雲が襲ってきて、洗濯物がビショビショ…。その上、その後晴れたのか、帰宅した頃には半乾き…なんて目に遭う方も少なくないのでは。「一から洗い直すって時間ないし手間だし、もうコレ、明日の朝まで置いといたら乾くんじゃね?」と悪魔のささやきが聞こえてきそうですが…。

 そんな狭間で揺れる人たちに向け、「洗い直すことをおすすめします」と解説したのは、花王アタックの公式ツイッター。いわく、「雨にはチリやホコリなどが含まれており、雨に濡れることは、汚れがつくのと同じなので放置すると嫌なニオイのもとに。心からめんどくさい気持ちには、同意するのですが」と実感こもりまくったアドバイスを送っています。

 このツイートには3.1万いいねがつき、リプ欄も「洗い直しも所定の洗剤量で?」「はい、同じ扱いで」「面倒くさい気持ちも洗い流します」「(うまいこと言われた…)」「アタックで心はキレイになりますか?」「キレイにしたいけどキレイに洗えてスッキリするぐらいが限界です」など、暗い気分を洗い流すかのような楽しいやり取りに…。そんな「中の人」に聞きました。

―これは、実際にお客様からお問い合わせがあったのでしょうか?

「お問い合わせがあったわけではありませんが『⾬に濡れた洗濯物は洗い直した⽅がいいのか、それともそのままで⼤丈夫なのか結局どうなんだろう』と思っている⽅は意外と多いのではないかなと想像し、Q&A 形式にしてつぶやきました」

心からめんどくさい気持ち

―「⼼からめんどくさい気持ちには、同意するのですが」という⾔葉が身に染みました。

「昔から洗濯物を屋外で⼲すのが好きだった私は、多少天気が下り坂でも果敢に外⼲しに挑み、そして幾度となく⾬に洗濯物をやられるという憂き⽬にあってきました。どちらかというとズボラな私は、学⽣時代、⾯倒なのでそのまま乾かしてしまうことも多かったです。しかし⼊社してから、⾬に濡れた洗濯物は、ニオイの原因にもなるため洗い直す必要があるということを知りました」

―涙ぐましい過去が…! やはり臭いましたか?

「ええ。学⽣時代は⾬が原因だとは夢にも思いませんでしたが、実際に⾬に濡れた洗濯物は確かにしばらくすると⽣乾き臭がしていた記憶があります。ただ、事実を知ったからと⾔って、やはり⾯倒なものは⾯倒なもので、その気持ちは今も昔も変わりません」

「洗濯の過程で、⼲している洗濯物はもう仕上がる直前。そんな洗濯物がダメになってしまうのは、完成直前のドミノを倒されるかのようにくやしいことです。皆様もきっとそうだと思います。ですので、そんな悔しさや、⼼から面倒臭い気持ちには同意しながらも、でも洗濯物のことを想えば、洗い直した⽅がいいですよという気持ちでこの⼀⾔を加えました」

―大きな反響がありました。

「これをきっかけに濡れた洗濯物はニオイの原因になるということを初めて知った⽅がいらっしゃいましたら、少しはお役に⽴てて良かったなと思います」

知っているようで知らない「洗濯」

 「中の人」は通常業務の合間に投稿しているそうですが、かなりの投稿頻度。そこには洗濯ネットの使い方(ネットに入れるのは一枚ずつ、たたんで入れるとシワになりにくい…)など、知っていそうで知らない、今すぐ使える豆知識も満載です。

 「もちろん商品紹介もするのですが、お客様とのコミュニケーションを⽬的としており、なんだか⾝近で、たまに役に⽴つような存在でありたいと思っています」と中の人。「お洗濯って実はあまり学校でも習わないし、意外と知らないことって多いのではないかなと思っています。そんなちょっとしたお洗濯情報を通じて、誰かのお役に⽴てたり、お客様とお話するコミュニケーションのきっかけをつくっていければいいなと思っています」と話してくれました。

 本当に、面倒だけど…洗い直しは小1時間、着て出掛けた後に臭さに気付いた後悔は1日…ですもんね。頑張ります。

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