自宅での仕事に飽きた、それなら山の上でやってみる? 神戸の野外テレワーク施設で利用者増

國松 珠実 國松 珠実

新型コロナウイルスの影響で広まったテレワークだが、自宅にこもってばかりで気分がふさぎがちという人もいたのでは?そんな人にオススメなのが、神戸の摩耶山!地上より気温が5度低いという山上で爽やかな風を感じながら、眼下に神戸の街並みや大阪湾が見渡せる絶好のロケーションだ。神戸市灘区にある摩耶山上の広場、「掬星台(きくせいだい)」では、青空のもとのテレワークサービスを行っている。

 

「先日は、WEB会議をなさっていた方も。気持ち良かったと言ってくださる方がほとんどです」と教えてくれたのは、六甲技研の原田賢明さん。ロープウェー「星の駅」に直結するショップ「monte(モンテ)702」を運営し、野外での「掬星台テレワーク」も彼らの発案という。テレワークセットは、軽くて持ち運びに便利なアウトドアチェアと電源(HONDAバッテリー・延長コード付)を一日千円で貸し出す。チェアを芝マットに代えてもOK。一帯にはKOBE Free Wi-Fiが完備されている。

 アウトドアチェアはカップホルダー付きで、強い日差しを防ぐ日よけの装着も可能。

芝マットを利用する際は、日ざしよけのサンシェード(別途有料)を付けても。500円で自立式のハンモックの貸し出しも行っている。

 もともと店内で「摩耶ビューテラス702 ノマド」というノマドワークのサービス(3時間500円。電源と、隣接するセルフカフェ「CAFE702」の300円利用券付き。平日のみ)を展開していた同店。4月から掬星台での野外テレワークサービスを開始したが、緊急事態宣言が発出されて屋内の密を避けたいというニーズも重なり、利用者が増えたという。

 原田さんは「日本三大夜景のひとつで有名な摩耶山ですが、平日の昼間は自然なソーシャルディスタンスがとれて安心。コロナ禍で非日常が続く毎日ですが、同じ非日常なら、静かに集中できる山の上の避暑地へどうぞ。仕事もはかどります」という。

街と山が近い神戸ならではの、新しいワークスタイル。気軽に利用してみたい。

 <掬星台テレワーク>
問い合せ: monte702(摩耶ロープウェー星の駅2階)
078-882-3580 11:00〜17:00 火曜定休日(7月20日~8月31日は無休)

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