テレワーク普及で需要増!…わずか91センチ四方でOKの「書斎」があるってマジ!?

八木 純子 八木 純子

 新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが普及したことを受け「狭い我が家でも一人になり、仕事や読書、勉強に集中きる空間がほしい。さらに大切な書類が保管できれば、なおありがたい」という声が急増しています。そんな要望に応えて誕生したのが「本山リフォーム工房」(兵庫県神戸市)が開発した“世界一小さな”書斎「DENDEN」です。

狭い家でも大丈夫!91センチ×91センチのミニ書斎

 withコロナ時代。新しい生活様式に合わせ、働き方も変わってきました。また学生もオンライン授業が増えつつあるようです。世は在宅ワークへ。しかし、現在の日本の住宅事情をからすると家族全員が個室を持つのは難しいといえます。

 そんな時代背景や住宅事情を受けて、神戸市東灘区で住宅リフォームを中心に手がける「本山リフォーム工房」が商品化したのが、この半畳システム書斎「DENDEN」です。何がすごいかっていえば、都会のマンションでもわずか約91センチ×約91センチ、つまり畳半畳あれば、憧れの書斎が持てることです。「本山リフォーム工房」の浅川裕大社長に経緯を聞いてみました。

 「企画したのは2年前です。マンションに住んでいたり、持ち家であっても狭かったりして、なかなか個室が持てない人が多いのが実情。それでも、自分のプライベート空間がほしいという声はよく聞きます。その夢をなんとか実現できないかと考えていました」

 今年に入って新型コロナでテレワークする人が増え、一気に要望が高まりました。浅川さんは需要に追いつくにはつくには「組み立て式がいい」という考えに至り、造り付けやオーダーメイドを手がけている造作家具の職人さんと相談し「世界で一番小さな書斎」を目指し、発売したのです。

半日で完成。引き出し付きデスクなど装備

 書斎は木製で、カラーもホワイト、ライト、ブラウン、ブラックの4色から選べます。コンパクトながら深さ5センチで収納物を一目で探せ、文房具やタブレットを収納できる引き出し付きのデスクや棚、2口のコンセントなどが装備され、使い勝手は上々。テレワークにも対応し、テレビ会議でも使えるようにと、座っている席の後ろの面をグリーンバックにすることができ、バーチャル背景を流すことも可能です。

 重要書類などの保管などもできるようにと、オプションでシリンダー鍵付き扉を取り付けることができます。ドアの上下には「換気スリット」があり、エアコンなどの空気も中に流れるようになっています。また、取り付け工事は半日あれば、OKだとか。

 実際にこの半畳システム書斎「DENDEN」を購入した人の反応も上々です。学習塾を経営するAさんは塾内に設置しており「ビジネス目的で購入しました。塾の一角に書斎ができ、うちではオンライン授業の発信ブースとして使用しています」と語ってくれました。

 またビジネスマンのBさんは「我が家でもプライバシーが守れるのはうれしいですね。鍵付きなので、小さい我が子が書類をぐちゃぐちゃにする危険性もなくなりました」といいます。

 価格は引き出し付きデスク、棚、配線穴、2口のコンセントなど標準装備の基本セット30万6000円(消費税別)から。世界一小さいかもしれませんが、あこがれの書斎には変わりありません。あなたなら、どう使いますか?

◆「本山リフォーム工房」神戸市東灘区本山北町3−8−15
☎078-412-1138
営業時間:10:00 - 17:00 水曜定休日

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