8月22、23日の両日、「塚口流花火大会2020」が開催される。場所は兵庫県尼崎市にある映画館「塚口サンサン劇場」。日本各地のスケールの大きな打ち上げ花火を、大画面かつ大音量で楽しめる2日間だ。映画営業部の戸村文彦さんに聞いた。
上映するのは『花火サラウンド』。日本三大花火大会の「大曲全国花火競技大会」、「長岡まつり大花火大会」、「土浦全国花火競技大会」に、「ふくろい遠州の花火」や「宮島水中花火大会」など芸術性が高く、人気も高い5大会を加えた、計8つの日本屈指の花火大会の見どころをまとめた作品だ。
「当館は、豊かな重低音が楽しめる最高の音響設備を備えています。華麗で美しい花火の花が、大画面いっぱいに咲きますよ。臨場感あふれるバーチャル花火大会をお楽しみください」と戸村さん。映画館なので空調も効いているし、ゆっくりビールなど味わいながら花火を見物できる。
この夏は全国各地の夏の行事が相次いで中止になるなど、コロナ禍に泣いている。ゲリラ的に各地で打ち上がる花火も、タイミング悪く見られない人も多い。みんなの心が晴れやかになる催しができないかと考えた戸村さんらが出したアイデアが、この塚口流花火大会だ。
最近では、観客と一体感を味わえる参加体験型シアターとしても話題を集めている塚口サンサン劇場は、阪急塚口駅南改札から徒歩1分という好立地にある。67年の歴史を誇り、商業施設の塚口さんさんタウンとも隣接する地域密着型の映画館だ。
戸村さんは、「当日は大きな声は出せませんが、拍手はOK。皆さんどうぞ浴衣を着て来てください。圧倒的な映像と迫力の音響で、一緒に夏の夜を思い切り楽しみましょう」と話す。
上映は8月22日(土)、23日(日)の2日間限定。いずれも18時開始で、上映時間は1時間20分。鑑賞料金は一律800円。チケット販売は、オンラインなら各日前日の0時から、窓口販売は前日チケット売り場オープン後から。コロナウイルス感染対策のため、1席ずつ空けての着席で全78席。