常温保存できる米飯でおなじみの「サトウのごはん」が、賞味期限をこれまでの10カ月から1年に延ばしたというニュースがありました。1年になるのに合わせ、賞味期限の表記も年月日から年月だけになるそうです。
これは私にとって大ニュースで、思わず友人にLINEで知らせてしまったくらい。常温保存できるご飯はすごく便利で、賞味期限延長は防災グッズとしてもとてもありがたい。何かの時のために常にストックしています。もちろん冷凍ご飯も作りますが、「あっしまった!!冷凍の食べちゃってた」って時もあったりして冷凍庫がいっぱいになって困る時もありますから。
賞味期限についてはさまざまな意見がありますが、海外のいくつかの国では「過ぎても腐るものではありません」と表記している国もあるんだとか。フードロスの観点からも、個人的には年・月表示だけでいいなと思っています。
ただ、賞味期限って、全然気にしない人もいれば凄く気にする人もいて、その差はすごく大きいとも感じます。うちの母は全然気にしない人で、何気なしにそうめんのめんつゆを見たら賞味期限が去年の夏だったりします。母は「大丈夫。食べても死なないから、全然変わらないから」って言うんですけどね。でも他人に贈る時は、人それぞれ賞味期限に対する感覚が違いますからそこはかなり気を遣います。
私も母ほどではないですがあまり気にならない方です。特に納豆とキムチはすでに発酵しているから賞味期限を少しぐらい過ぎても大丈夫、という“マイルール”を持っています。でもこの夏に一度急性胃腸炎になってしまい、このコロナ禍のご時世ではお弁当などは食べる時に気を付けないといけないなと改めて思いました。
今は贈答品の季節なので、品物の種類にも気を遣います。冷凍品や冷蔵品は相手の冷蔵庫の空き具合にも関わってきます。自分がもらってうれしい物が相手ももらってうれしいとは限らない。各家庭の生活も多様なので「これ美味しいから」の押し付けにならないようにしないと難しいです。
最近では先日耳にした話ですが「今度こんな品をお送りします。到着日はいつがいいですか?」と先方に尋ねる、という方法も定着しつつあるそうです。確かに日持ちしない高級食材などはもらうととてもうれしいけれど、翌日から泊まりの仕事が入っているなんて時もありますからどうしたらいい?と思ってしまう。こういう気遣いはうれしいですね。
ところで「サトウのごはん」のニュースを知らせた友人ですが、私にとっては意外なことに、反応はとっても薄かったです。やっぱり人それぞれですね。でもこのニュースをきっかけに、食べ物について色んなことを考えました。