歌手のAI(38)とコラボした新曲『しゃくなげ色の空』をコロナ禍で緊急デジタル配信したのも話題になった。父親の衰えぬ行動力には娘としても舌を巻く。「63歳になってここまでパワフルに活動できるのは凄いし、年々進化を遂げている。時代に合わせて新しいものを作り出す姿勢はクリエイターそのもの。バリバリやり過ぎて昨年末に倒れましたが、それでも復活する。もう尊敬しかありません」と変わらぬ活躍ぶりが我がことのように嬉しい。
文音も同じ芸能界で女優として表現活動に邁進中。デビュー当初は反対していた父も今では応援団の一人。最も厳しい応援団長というポジションかもしれない。「私のことを褒めることはありませんが“まだまだ課題はあるが、コメディという初めてのジャンルに挑戦したという点ではよくやった”という言葉はいただきました」と『いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~』に対する父の反応を明かす。
父親であり歌手であり俳優である長渕剛とは「ストイックで優しく深い愛情を持っている人。愛には色々な形がありますが、私の父の愛の関わり方、人との関わり方は凄いです。一度関わろうと思うと、とことん突き詰める。自分が今こうして生きていられるのも、そんな愛を沢山もらったからだと思っています」。追い越すことなく、いつまでも追いかけたい背中。大きな愛を受け継いだ文音は、女優としての長い道のりを歩いていく。