絶対アラームをセットしたのに…もしかしたらこんなカワイイ妖怪のせい?「これは憎めない…」と話題

広畑 千春 広畑 千春

 絶対寝過ごせないから…と前日夜、しっかり目覚ましをセットしたのに…気付いたら何この時間!!もう笑うしかない…なんて経験、ありませんか?それって実はこんな妖怪のせいかも知れませんよ?

 広告やゲームの仕事を手掛けるイラストレーターの山口カエ(@yamakae)さんが今月26日に「こういう妖怪もいる」とツイートしたのは、布団のそばにちょこんと座った、バクのような癒し系の妖怪の漫画。激しく鳴る目覚ましアラームに苦しむあなたを助けるかのように、そっと停止ボタンを押してくれ、安心したように再びスヤスヤと眠りに落ちるあなたに、そっと布団をかけてくれます。

 その愛らしくて優しい、でも何とも言えず非情な姿に、リプライ欄には「座敷わらしの一種、妖怪『寝坊』ですね」「夢を食べるバクだけに、『バク睡』(爆睡)では」「妖怪ニドネサス」…と推測が続々と。さらには「毎日うちに出るやつ!」「憑りつかれてます」との“目撃談”や、「甘く優しく、限りなく危険」「疲れてると察してやってくる」という被害情報が相次ぎ寄せられ、2日で22万ものいいねを集めています。山口さんに聞きました。

 ――この妖怪を思いつかれたきっかけは?

「知らないうちに消えているアラームを誰かのせいにしたかったのかもしれません…」

 ――このツイートの前にもUSBプラグを差し込めないよう抵抗する妖怪を描かれてますが、妖怪はお好きなのですか?

「困った事があっても、なにかしら可愛いらしい存在のせいにできたら許せるかな…と普段から思っているので、昔から妖怪ものはポツポツ描いていました。水木しげる先生の御本で育って来たせいもあるかもしれませんね」

 ――にしてもバクの妖怪、絶対にいますよね…。かわいくて優しくて、憎みたいのに憎めませんが、お名前は?

「もっと寝かせてあげようって優しい気持ちからアラームが止まっているとしたら可愛いかなと…。バクのような何かなので、多分その夢食べてるのかもしれませんね。名前は特にないのですが、リプ欄でいろんな方が提案してくださってて楽しいです」

 ――コロナ禍でアマビエなども一世を風靡していますが、山口さんにとっての妖怪ってどんな存在でしょう?

「『知らないうちに共存してる何か』って感じでしょうか」

 ちなみに、山口さん自身は「もちろんいつのまにか消えてるアラームは体験しておりますが、武勇伝は特になく遅刻しそう(させそう)になって焦ったなーとかそんな感じです」とのこと。話題になったことについても「共感される方がたくさんいらっしゃったんですね」と話します。

 所業はともかく、その笑顔は天使の笑顔。ほら、あなたの傍にもきっと。(私の家には、ぬらりひょんレベルのがいます。きっと)

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース