お風呂で、目を閉じてシャンプーや洗顔をしている時、ふと何かの気配を感じて、怖くなることってありませんか? 目を開けたら、そこにはこわーいオバケがいるかもしれません。勝手に恐怖の妄想が止まらなくなり、ああ…どうしよう。そんな悩みを解決する衝撃の対処法がマンガで紹介され、大変話題になっています。「この発想はなかった」「天才か」…称賛の声が殺到しています。
投稿したのは「たそ」(@shindoutaso)さんです。自称「コガネシティに住む一般人」といい、Twitterでこれまでも数多くのマンガを発表しています。
「こっち全裸ですから。」とのコメントとともに投稿された今回のマンガ。主人公は、お風呂で洗顔してる時、ホラー映画のワンシーンを思い出したりして、「次に目を開けた時、オバケが目の前にいたらどうしよう…」と思ってしまいます。ああ怖い…そんな時、きっと目の前にいるであろうオバケに向かって、こんな言葉を心の中で強く言ってやるのだそうです…。
「この変態!!!!!!」
主人公は続けます。「そう言われたらオバケも心外でびっくりしてどっか行くと思うので…。」「そう念じてから目を空けるとたいがいおらん。」
◇ ◇
なーるほど。確かにお風呂の中ではだれもが裸。突然オバケの訪問を受けたら、純粋に人を怖がらせるために来たのだとしても、どうしても「やましい気持ち」があるのではないかと勘ぐってしまいますよね…!
常識あるオバケであれば、「変態呼ばわれ」する冤罪を免れようと、うまく退散してくれそうです。いやはや、本当に目からウロコが落ちるようなアイデアです。
マンガを見た人たちからは「こんな対処法があったとはー!!」「めっちゃあるあるなんで、使わせていただきます」「ちびっ子からの恐怖。コレで克服できそうです」といった感謝の声が続々と。これまでは恐怖のあまり「シャンプーの時はガッツリ目開けてます」「今まで目を開けたまま顔洗っていました」という人もいて、いかにみなさんがの悩みが深かったのかが分かります。
一方、「同じこと考えている人いて安心しました」というコメントも。「風呂に入っている時に出てこようとするのは、まじプライバシーの侵害」「どんな理由であれこのタイミングで来たことをまず謝ってもらうって決めてる」…そうですよね。オバケにも常識が必要な時代が来ていることに、私たち自身もっと早く気が付かないといけなかったのですね。
…さて、マンガを描いたたそさんにお話を聞きました。
―私自身、お風呂場で怖くなってしまうことがあるので、このアイデアにはびっくりしました!どういうきっかけで思いつかれたのでしょうか。
「私の経験からこのマンガは描きました。小さいころからずっとこの対処法なので、きっかけは思い出せません(笑)」
―オバケの描かれ方がとても可愛らしいのも印象的です。
「単純にホラーなイラストが描けないんです!いっそのこと可愛く描こうと思いました」
―あと、目を空けるとオバケは「たいがいおらん」とのことですが。「絶対おらん」ではなかったのが気になりました。もしかしてこの方法が効かず、オバケに遭遇されたことがあるのでしょうか…?
「実は……ありません。オバケの視線を感じたことすらありません。おそらく、私の入浴シーンを覗きに来たオバケは誰一人いないんだろうなと思います」
―ああ、いろいろな意味で安心しました。みなさんから反響が寄せられることについて、どう思われていますか。
「みんなどんどんオバケ撃退して行こう。…という気持ちです」