ママ友「LINEグループ」で、みんなが気をつけている「お作法」 便利だけど1対1じゃないから面倒くさい…

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新年度になると、人間関係が広がったり、新たな出会いがあったりで、必ずといっていいほど「LINEグループ」なるものが作成されるようです。とても便利なものですが、グループだからこそ重荷になったり、面倒なことを経験したママたちもいるようです。トラブルを引き起こさないために、ママたちが気をつけている「LINEグループならではの“お作法”」を紹介します。

グループだからこそ起きてしまうモヤモヤな出来事

個人LINEでは、1対1ゆえに意見交換も2人だけ。トラブルに発展したり、炎上したりということはあまりないもの。しかしグループとなると、いろいろな意見や考えを持った人が手軽に思いついたことを発信できてしまうゆえに、食い違いや面倒ないさかいが起きてしまうこともあるようです。

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▽ちょっと提案しただけでプチ炎上

保育園の送別会に関して、クラスのLINEグループでちょっとした提案をしただけ。確か、先生に渡す色紙のことだったのですが、あるママの返信内容にほかのママが噛みついてプチ炎上。色紙の種類の話からお金の話、誰がやるのかという話になって…あー、下手に提案しなきゃよかった!〔Uさん、子ども8歳〕

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▽内輪ネタで勝手に盛り上がってる

小学校のクラスのLINEグループがあったのですが、中学受験をする子のママたちが、「あの塾はどう」だの「学校のレベルがどう」だの、受験の内輪ネタでしょっちゅう勝手に盛り上がっていました。「あのー、受験関係ない組は入れない内容だし、勝手に受験グループでも作ってそこでやって!」と毎回モヤモヤな気分でした。卒業式の日にさっさと退会しました(笑)。〔Wさん、子ども13歳、10歳〕

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▽参加できない会合のお知らせが鳴りっぱなし

あるママ友(20人くらい)の集まりに参加できないことがありました。連絡はもちろんLINEグループ。参加できない人にも集合場所などの詳細連絡が来るのは仕方ないですが、後日集まりの時に撮った写真が何枚もピコンピコン送られてくるのには、正直かなりイラっとしました! アルバム作るなり、せめて1―2枚にしてくれ!と。〔Tさん、子ども5歳〕

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…読んでいるだけでモヤモヤしてしまいました。顔を見て数分話せば簡単に済むことも、LINEグループだとめんどうくさい事態に発展してしまうこと、けっこう多いようですね。自分に関係ない話でずーっと盛り上がっているのも確かにイライラしそう!

起きてしまったトラブルの解決法は?

LINEグループでモヤモヤしてしまったあとも、保護者同士顔を会わせる機会は多くあります。次に会うときに気まずい空気にならないために、ママたちがやっている問題解決法はあるんでしょうか?

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▽何事もなかったかのように話しかける

保育園のLINEグループでもめるのはたいていソリの合わない人(笑)。「幸い学区も違うし、子どもが保育園にいる間だけの関係」と割り切って、LINEで多少ゴタゴタした後も、会ったときは何食わぬ顔であいさつします。向こうも腹に一物あるんでしょうが、普通に返してくるし、なんなら雑談も。女って怖い!?〔Tさん、子ども6歳、3歳〕

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▽会ってすぐ、軽く謝る

LINEでトラブルになりそうになっても、会ったときに開口一番「こないだ、LINEでごめんねー」といいます。相手は意外と怒ってないことが多くて(苦笑)LINEでモヤモヤしちゃっても、会って顔見るだけでお互いスッキリすることってあると思うんです。

これトラブりそうだな~」ということは、なるべく保護者会や学校公開などで会うときに話すようにしていますが、いまだにやっちまうことも多々あり(笑)。〔Hさん、子ども7歳、5歳〕

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▽あえてしばらく顔を合わさない

年中まで親子で仲良かったママと、LINEグループでちょっともめてしまたのですが、お迎え時間も違うし、住んでいる方向も真逆。半年くらい会わずにいたら、お互い気持ちもクールダウンして、その後割と普通に接しています。私のほうがまだわだかまりを引きずってるんですけどね(苦笑)。〔Fさん、子ども6歳〕

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…「時間が解決してくれる」方式、いいかもしれません。ママ友って、会わないでおこうと思えば、意外と会わずに済むもの。自分の気持ちと相談しながら、ベターな解決方法が見つかるといいですよね。

ここは気をつけたい!「LINEグループお作法」

トラブルに発展しないよう、予防線を張ることも大切。ママたちが心がけているLINEグループの「お作法」を紹介します。

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▽誰が読んでも「悪くとられない」よう細心の注意をはらう!

考え方が全然違う人だらけのグループだからこそ、なにかを発信するときは、伝わりやすい文章を心がけることはもちろん、悪く伝わってしまって噛みつかれないよう(笑)、細心の注意をはらって文章を書きます。で、2回くらい読み返してから送ります。「私、なんでこんな気を遣ってるんだー」と疲れますけどね。〔Wさん、子ども13歳、10歳〕

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▽思いつきでパッと返信しない

誰かが書いたことに対して、すぐパッと返信しないようにしています。まずグループのメンバーを思い浮かべ、これなら大丈夫という内容を書いて、2―3回読み返してから送信。最近は、誰かが返信するのを待ってから、2―3番目に返信するようにしています。当たりさわりなく乗っかる感じで(笑)〔Kさん、子ども4歳〕

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▽質問はなるべく個人LINE

何か聞きたいことがあっても、グループでは聞かないようにしています。自分が発信したことで、一斉にLINEが来たら迷惑に思う人もいるし、なによりいちいちお礼するのも面倒くさい。なので、どうしても「あー、これ分からない」ということがあったら、気の許せるママに個人LINEで聞くようにしています。〔Hさん、子ども11歳、8歳〕

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…ママ友LINEグループは、子どもがらみゆえ、なかなかパッと抜けるわけにいかないのかもしれません。だからこそ、“お作法”には気をつけたほうがいいようです…。

こう見ると、「LINEグループって面倒くさいなぁ」なんて思ってしまいますが、やはり連絡ツールとしては利便性の高いもの。全員に伝えなくてはならない場合は既読数で確認できるし、たくさんの応援スタンプで励まされることも。確かに落とし穴もありますが、恩恵にあずかることも多いはずです。

便利だからこそ、ここまで広く使われているLINE。送る前にちょっと気をつけることは、トラブル防止になるだけでなく、「これを送ったら相手がどう思うか」「こういう文面が送られてきたら、自分だったらどう考えるか」という相手を気遣う心や想像力を鍛えることにつながるかもしれません。

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