巨大なマカロンどうやって作ったの? しかも、コンビニで買えるって? 混乱する人続出、実はお店の方が…

太田 浩子 太田 浩子

 ──なぜ本物のマカロンとエクレアを置いたのですか?

 ミニチュア画像を写真撮りするのに、何か比較対象がなければ、ただのお店の画像になってしまうんです。なので、いつも手と一緒に写したり、本物のいちごやケーキと写したりしています。

 ──マカロンが置いてあっても、一瞬状況がつかめないくらいです(笑)。このケーキショップを作るのにどのくらい時間がかかったのでしょう?

 すべて完成するまで1年くらいかかりました。どのような建物、どのようなコンセプトのお菓子にするかなど、デザインと設計にも時間がかかります。
 それに加えてお店の棚から、ショーケース、レジ、トレーやトング、ケーキやチョコレートなど、本物の洋菓子店にあるものをすべて何もないところから、ひとつひとつ手作りしているので、時間がかかります。

 ──コンセプトから考えるんですね。こだわられているのは、どんなところですか?

 本当に存在すると思っていただけるように作り込むこと。洋菓子ひとつひとつのメニューを考え、リボンなどの細かい備品も制作しています。デザインはあまり独創的になり過ぎず、どこかで見たことがあるようなものになるように心がけています。

 ──なるほど。気が遠くなるような作業に感じます…。

 もともと作るのが好きで、小さい頃から、プラモデル、ラジコン、ドールハウス、ジオラマ、ペーパークラフトなどいろいろハマっていました。デパ地下のスイーツ売り場のきらびやかな世界観を、手のひらにミニチュアで表現出来たら面白いかなと思ったことがミニチュアをはじめたきっかけです。

 ──1/12サイズなのはなぜですか?

 1924年にイギリス王室に送られたドールハウスが1/12サイズだったため、ドールハウスの主流サイズになったようです。わたしもこのサイズ感がちょうど作品の表現に適しているため、1/12サイズにしています。

 ──こちらのケーキショップは購入できるのでしょうか?

 ショップ全体は販売していません。ケーキなどはオンラインショップやヤフーオークション、イベント出品で販売しています。3月頃から、コロナの影響もあり販売を自粛していましたが、7月からまた販売させていただく予定です。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース