「叩きやすい人を叩く」報道、それでいいの?石田純一さん“快気祝い”スクープに「だからマスゴミと…」

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 先日、新型コロナウイルス感染症から回復された俳優の石田純一さんが、都内で会食され千鳥足で帰宅した―というニュースが流れました。あらかじめお断りしておきますが、私は石田さんと数回番組でご一緒させて頂いた以外、プライベートな交流は一切ありません。奥様の東尾理子さんも現役時代のプレーを一度ギャラリーとして拝見しただけ。その上で言いますが、この報道の仕方には、悪意すら感じてしまいました。

 もちろん、緊急事態宣言下で都道府県境をまたぐ移動自粛が呼び掛けられている中、奥様の反対を押し切って沖縄へ行き、体調が悪いのにゴルフや会食をなさっていたこと等、一連の行動は、社会人としてましてや芸能人としては批判されても仕方ない事だと思います。実際家族を亡くされたり、苦しい闘病生活を送っていたりする方もいらしたのですから。

 ただ、2回連続でPCR検査が陰性となって5月12日に無事退院され、25日には東京都の緊急事態宣言も解除された。確かに退院直後に「4週間は経過観察しながら自粛する」と公言されていましたし、又奥様にも止められたのに、3週間目の31日に―というのはやはり軽率だとは思います。でも石田さんが迷惑を掛けた関係者に直接謝りたいと思われるのはある種当然のことですし、個人の経済活動も再開していかなければならない中でそこまで批判されるものなのでしょうか。こうして泥酔した姿を写真で撮られ、さらされるというのは…マスコミって怖いな、と心底感じました。

 実際、私の旦那さん曰く「お酒を飲んでベロベロになったら、酔いを覚ますためにちょっと手前でタクシー降りて歩く」事はあること。車のドアを閉める大きな音が近所迷惑になるし、家の少し手前で降りる人はよくいるそうです。でもレストランから300mも後を付いて…というのは、まるで“自粛警察”のマスコミ版のように感じます。

 私も先日、飛沫に注意しながら仕事仲間と食事に行きましたが、社会はもう経済活動再開に向け動いています。石田さんは帰宅途上マスクを着けていなかったことも批判されましたが、深夜の屋外で周囲に人がいないなら、着けなくても問題はないはず。念のため知人の弁護士の先生にも聞きましたが、石田さんの今回の行動は、社会通念上はともかく法律上も何も悪くないそう。それなのに「また性懲りも無く…」というのは悪意あるミスリードではないでしょうか。

 石田さんは今回の報道を受け、すぐに謝罪されましたが、これまでも度々反省を口にされています。マスコミも叩きやすい人と叩きにくい人を分けて考え、まるで、1人の人を寄ってたかっていじめているように見えるのは私だけ?

 何度も言いますが、石田さんの以前の行動や今回の食事会の事は、芸能人として脇が甘いと思います。それでもこうしたマスコミのやり方には違和感がぬぐえません。私も情報番組に関わっている「マスコミの端くれ」ですが、こんなことをしているから「マスゴミ」なんて言われるのでは(苦笑)。物事は是々非々で考え、行動すべきです。石田さんの事もそう。それを一般の方ならともかく、マスコミが誘導するというのはどうなんでしょう。とここ迄書いてほんまに私は個人的に石田さん御一家を存じ上げないので熱くなってしまって、なんだかすみません(苦笑)。

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