渡部不倫報道で注目の「多目的トイレ」…本来の用途でない使用は建造物侵入罪に

小川 泰平 小川 泰平
アンジャッシュ・渡部建
アンジャッシュ・渡部建

 アンジャッシュ・渡部建が複数女性との不倫関係にあったことを報じた週刊文春の記事で、多目的トイレが女性との性的行為のために使用されていたとする証言があったことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は11日、当サイトの取材に対し、「管理者が被害届を提出されれば、建造物侵入罪になります」と指摘した。

 週刊文春の報道によると、不倫関係にあった女性の1人は、渡部から六本木ヒルズの多目的トイレに何度も呼び出され、その中で行為が済むとすぐに帰された、などと証言している。渡部は地下2~4階にあるトイレを徘徊し、誰もいない階を確認した上で女性に何階かを指示していたと同誌で報じられている。「多目的トイレ」はツイッターでトレンドワードにもなった。

 小川氏は「本来、多目的トイレは身体障害者の方、小さいお子さんのいる方などの利用を想定されています。そこで、本来の用途ではない行為をする目的で入ったとすれば、管理者が被害届を出せばですが、刑法上、建造物侵入罪になります」と指摘。「被害届が出されたら警察も捜査に乗り出します。相手の女性との多目的トイレへの出入り等は防犯カメラで確認することも可能です。逮捕されることはないと思いますが、書類送検にはなるでしょう」と解説した。

 さらに、小川氏は「(性的行為など)別の目的でトイレ内にこもっていて、本来、使うべき障害者の方などがトイレを使えないことが実際にあれば民事で損害賠償を請求される可能性もあります」と付け加えた。

 小川氏は「今回のことを不倫問題だけにとらえると、多目的トイレをラブホテル代りに使ってもいいだろう』などと考える人も出てくるかもしれない。そういう意味でも、厳しく対応する必要があるのでは」と、公的施設での本来の用途ではない行為に注意を促した。

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