複数の女性ファンとの「マイカー不倫」が発覚した俳優の原田龍二。不貞行為に使った愛車の4WDを売却する意向を明かしていますが、どのような金額で売却されるのか、SNSなどで話題になっています。有名芸能人の持っていた車ですから、単純に考えるとプレミアムが付きそうですけど、いざ使われ方を想像すると嫌悪感も感じるし…。実際のところはどうなのでしょうか。
これまでの報道によると、原田の愛車は大型の4WD車「ランドクルーザー」。後部座席を不倫の際の密会場所として使っていることを認め、5月31日の謝罪会見の際、愛車について「妻も乗ることもあります」「早く買い替えなければいけません」と説明していました。
これに対し、SNSなどには一部のファンが高額で買い取るのではないかとの意見がある一方、「不倫に使われた車を自分の愛車にしたいのか」「(原田の愛車の車種について)風評被害が心配」といったように、さまざまな見解が上がっていました。
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真相に迫る前に、そもそも車を売却するときの「査定額」はどうやって決まっているのか…みなさんご存知ですか?調べてみると、中古車の査定基準を決めたり、査定士の技能試験を行っている「日本自動車査定協会」というのがありました。詳しく話を聞いてみると…。
-自動車の査定の基準を決めている団体があったのですね。
「はい。中古車の購入にローンを組む方もいると思うのですが、その際に銀行が安心してお金を貸せるように、資産価値を算定するための全国一律のルールを作る必要がありました。そのため、1966年に日本自動車査定協会が設立され、査定の基準を策定しています」
-査定の基準とはどのようなものですか。
「私どもの基準は、自動車は新しいものの方が良く、古くなればなるほど資産価値が減るという考え方です。査定協会では、中古車査定の基準となる価格を決めているほか、車の状態を評価する加点・減点の基準を策定しています。実際の査定価格は、車の整備にかかった費用が引かれたり、各店舗の意向で調整する金額などを加味して決まっています」
-ちなみに、加点、減点する基準とはどのようなものですか。
「たとえば『車のどこに◯センチのへこみがあれば◯点減点』といったように具体的に決まっていきます。最終的に10点あたり1000円で計算し、査定価格に反映します」
-どんな要素が一番影響が大きいですか。
「減額の大きな要因は2つあって、まずは走行距離。そして修復歴、いわゆる事故をしているかどうかですね。車の骨格にダメージがあると、通常よりも大きく減額されますね」