完璧なプロポーションでつくられたムーミンパパが、翌朝見ると溶けて(?)ペチャンコになっている衝撃画像がツイッターで話題になりました。ペチャンコになっても、黒いシルクハットが乗った白い塊は、まさにムーミンパパです。4月20日に「シリコン粘土で作ったムーミンパパ、翌朝見たら概念になってた...」と、ものり/Monoli(@Hakusi_Katei)さんがツイートしたところ、11.9万のリツイートと49.6万いいねを集めました。
「ムーミンパパ『転生したらスライムだった件』」「なんでWww」「本当はバーバパパだった。」「既視感…」「身を粉にして働いたのか。」「それはそれでかわいい」「むっむっ。。 無念なり。。」「可愛いような、目線的に恨みを感じるような…」とリプが集まり、みなさん「ムーミンパパだったもの」に衝撃を受けています。
実はムーミンパパは、形をつくってから放置しておくと、数時間で雪だるまが解けるように崩れるというシリコン粘土「Melting Snowman」でつくったもの。ゆえに翌朝ペチャンコの姿になっていたのでした。ものりさんは、新型コロナウイルスによる外出自粛中のお供にこの粘土をこねこねしているそうです。
溶けたムーミンパパが予想外に広まったので、次の日にはムーミンママをつくって放置したところ、やっぱりママも溶けちゃいました。これには「デジャブw」「ママも概念になっちゃった」「そういえば、今は買い物にも行けな……ぷしゅ〜ぅう〜〜」「バーバママ?」と、みなさんムーミンママの結果も楽しみにしていたようです。
ついには、ムーミン公式(@moomin_jp)が「パパ…!ママのパンケーキみたいになっちゃったね…」とツイート。専門は高分子工学の博士で、「科学」と「アート」を組み合わせた活動をしているものりさんに聞きました。
──ムーミンパパが概念になるのを予想してつくられたのですか?
予想はしてないです。翌朝ほんとに驚きました。
──ムーミンパパもママもとても上手につくられていますが、普段から粘土で制作を?
粘土はほぼ初心者です。
──そうなんですか!そっくりでしたね。なぜムーミンパパにしたのでしょう?
北欧もといムーミンがもともと好きだからです。
ものりさんは、「普段は科学を使って、ラスボス一歩手前くらいで手に入る魔法のアイテムを作ってます」とのこと。透明のプリズムガラスに光をあてるとさまざまな色があらわれる、不思議できれいなアクセサリーを販売されています(https://monoli.booth.pm)。