「今日 しおちゃんこ」…元大関琴欧洲のブログが癒されると話題 文章の「ソーシャルディスタンス」も徹底

佐藤 利幸 佐藤 利幸

元大関琴欧洲のブログに癒されると話題になっている。

ダウン症の弟と車いすユーザーの母と生活する作家の岸田奈美| キナリさん(@namikishida)が14日に「疲れたら、琴欧洲のブログを読もう。なにも考えず、元大関・琴欧洲のブログを。琴欧洲はいいぞ。下手なセラピーより癒されるぞ。波よ聞いてくれの鼓田ミナレが言ってたぞ」と投稿した。

リプにはこれに賛同する声が多数見られた。「ちょうど心が疲れていたので癒やされました。教えて頂いて、ありがとうございます」「なんか…どことなく詩みたいだなぁ 音読が自動再生されるような気にもなるしね」「かっ…かわいい…そして言葉と言葉の間にスペース入れてくれるから鬼ほど読みやすい…」

さらにいま世の中で叫ばれているソーシャルディスタンスを元琴欧州の文章とダブらせ「単語と単語の間がソーシャルディスタンス!」と絶賛する意見もあった。コロナ慣れ、コロナ疲れが問題となっているが、元琴欧州のブログはなぜ人々の心を癒すのだろうか。

ヨーロッパ出身力士で初めて師匠となった元琴欧州(ブルガリア出身)は、2015年に15代「鳴戸」を襲名。2017年に佐渡ヶ嶽部屋から分家独立し鳴戸部屋を設立した。2016年9月4日には「初めてのブログ」と題して「鳴戸勝紀(元大関琴欧洲)オフィシャルブログ」に初投稿している。

以来、写真とともに、ひらがな多めの文章と単語間に全角スペースを用いて、発信を続けている。

今日 しおちゃんこ でした
きほん の ちゃんこ さいこう です
サラダ も たくさん たべます
と、18日の最新の投稿でもこのスタイルを崩していない。元琴欧州のブログ推しの岸田さんに、その魅力について聞いた。

――ブログを見るようになったきっかけは?

「漫画『波よ聞いてくれ』で主人公の鼓田ミナレが、ラジオに届くお悩み相談に対し『琴欧州のブログを読んでください。下手なセラピーより癒やされます』と何度もいうシーンがあるのですが、その響きが強烈すぎて覚えていたからです。それから自分で検索してブログを読んでみて、すごく癒やされました」

――もともと相撲ファンですか?

「まったく相撲のことが詳しくないです。デーモン閣下が好きなスポーツだな、くらいの認識しかありません。でも琴欧州を見て、力士の人が発信する内容にはすごく興味を持ちました」

――どのようなところに癒されますか?

「一生懸命日本語を勉強して、わかりやすく、楽しさが伝わるように書いているところ。特に過去のものから遡るとまだ日本語がたどたどしい部分があり、努力にも感動します」

――生活にコロナの影響は?

「正直私は仕事が増えたタイプの人間で、もともとインドアだったこともあり、気楽に過ごしています。でも母や友人など周りの人たちが疲れているのをよく聞くので、それならばと紹介しました」

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