JRさん、神戸駅に見慣れない駅名標があるのですが… 軽い!薄い!見やすい?実験中

黒川 裕生 黒川 裕生

1カ月ほど前から、JR神戸駅の利用者の間で「あれは何だろう」と噂になっているものがある。上りホームに突如出現した2枚の駅名標だ。これまであった駅名標の両隣に設置されているのだが、2枚ともどうも見え方が違うようで…?

JR西日本に確認すると、従来型の上り側にあるのが細かい穴の空いたメッシュタイプで、下り側にあるのが高反射素材。メッシュタイプはパンチングメタル製、高反射素材の方はアルミ複合板に広角度反射シートを貼りつけたものという。

いずれも従来型とは違い、内部に照明器具のない“非電照型”だが、夜間はホームの電灯などを反射するため、見えなくなるということはない。ちなみにTwitterなどで「液晶パネルでは」という投稿もあったが、それは誤解とのことです。

では従来型と新しい駅名標、一体どちらが見やすいのか。「それを確かめるための実証実験です」と担当者。今後社内でアンケートを実施し、結果を踏まえて、どちらを採用するかを決める。だが結果次第では、このまま変更しないこともあり得るという。

そもそもは、2018年8月の台風20号の際、同じJR西日本の舞子駅で、約60kgの案内看板が落下したことを受けての対策。幸いけが人はなく、落ちたのも駅名標ではなかったが、駅名標も重さが45kgあるため、これを機に軽量化も検討することに。メッシュタイプは22kg、高反射素材は28kgで、厚さも従来型の170mmから100mmになっているという。

担当者が「あくまでも検討段階」としているため、この2種類の駅名標は幻となるかもしれない。そして実証実験は3月19日の終電まで。早くしないとなくなるよ!

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