鏡の中の自分が「すべてではない」ことを知れば…あなたは変わります

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 新型コロナウイルスの感染が広がり、心に余裕がない人も多いきょうこのごろ、あなたは1日に何回鏡を見ますか? 

 朝起きたらまずは洗面所の鏡。鏡台やコンパクト、姿見、おでかけしたときに駅のホームの鏡など…いろいろなところで鏡にふれます。しかし、きっとどの鏡を見ても、そこに映るあなたは化粧を直したり、髪型を整えたりするためだけに使ってはいませんか。だから、鏡を見ているあなたはほぼ「無表情」のはずです。しかし、まさか、その無表情のまま、他の人と接するということはないでしょう。

 人に見せているあなたの顔には表情があるはずです。笑顔になったり、怒った顔だったり、泣き顔になったり、すまし顔だったり。人といるときのあなたは、鏡で見ているあなたではないのです。

 そう、鏡に映らない自分の存在もあることを知ってください。

 たとえば、外出前にはメイクをするとします。メイクができあがっていたとしても、ガラス越しに映った自分の横顔を見て「眉の左右のバランスが悪いわ」とか「口紅がうまく引けていないみたい」と思うことはありませんか。

 こんなことが起こるのは、化粧をするときに鏡に映った正面の表情のない自分だけを見ているからです。一見、真正面の顔は美しいのですが、横顔になったときや伏し目がち、笑ったときなどは目や口や眉が動きます。そういうことを忘れているため、美しさに翳(かげ)りがでてくるのです。でも、これはメイクのテクニックによってすべて直せますので、ご安心ください。

 真正面の顔だけでなく、横顔、笑い顔、怒り顔を知り、安定感のある正しい位置で決まっている眉ができれば、笑っても泣いても「無防備な顔」にはなりません。いつだって美しい眉、理想的なぱっちりとした目だということを、あなた自身が知っていれば、気分は断然、晴れやかになるはずです。

鏡の前で表情の研究しませんか?

 どこから見られても隙(すき)がなく、美しくいられる女優は、鏡の前でも決して無表情ではありません。いつも鏡の前で笑ったり、怒ったりして、自分の表情の研究をしているのです。

 鏡を見て、まず今まで知らなかった自分を発見することが大切です。笑うとどんな目になるのか。どこのしわが気になるのか。横を向くとどこのしみが気になるのか。怒ると口元はどうなるのか…。というように、自分自身を見つめ直してみましょう。

 客観的に、自分の顔はどのように見えるのかを知ることはとても重要です。そして、これが美人の鉄則です。鏡の中の無表情な自分から脱して、顔や表情に変化が表れたらしめたものです。鏡の中のあなたから抜け出して、あなたの知らないあなたを新たに見いだし、美しく変わり始めているのです。

 さぁ、今日から鏡に向かって、無表情ではなく、笑いかけてみてくださいね。

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