パソコンのCPUでカレーを作る動画が衝撃 意外においしそうですが…なんて奇想天外「ついに頭が熱暴走?」

川上 隆宏 川上 隆宏

―CPUで調理ってことは…これって本当にパソコンなんですよね。

「ジャンク品を組み合わせて作った自作PCを使っています。CPUはAMDというメーカーの『Phenom II X4 970 Black Edition』というもので、10年前のCPUです。処理能力は、今の格安ノートPC程度ですが、古いだけあって発熱は大きいです。ジャンク品として500円で売られていましたが、動作します。あと、マザーボードは『ASUS M4A79T_Deluxe』というものを使っています。当時のスタンダードなマザーですね」

―CPUはどれくらいの温度になっていたのですか。

「おそらく100度を超えているかと思います。ただ、それくらいの温度になると自動的にパソコンの電源が落ちてしまうので、調理中は何度も電源が落ちてしまいました」

―すると…スムーズに調理をするには、コツがありそうですね…?

「電源が落ちると一気に温度が下がってしまうので、とにかく電源が落ちないように、CPUを限界の温度で保たなければなりません。そのため、カレーであればかき混ぜて熱を均等に行き渡らせることが必要になります。(動画は7分ほどですが)作るのに30分くらいかかっています」

―ちなみに、おいしかったのでしょうか。

「ちゃんとしたカレーの味で、正直ビックリしました。低温調理ですが、問題なくカレーは作れました」

―素朴な質問なのですが、なんでこんなことをされているのですか。

「CPUクーラーの重要性を伝えるために始めました(笑)。CPUってこんなに発熱するんだ!というのが伝わればいいなと思います! 料理は今回のカレーが初めてですが、これまでも肉は何度か焼いています」

―あっ、こちらの動画ですね。こちらもインパクトがありますね…。

「このときも温度管理が重用で…肉を適度にひっくり返すなどの対処が必要でした」

―調理に利用したパソコンは料理のあとも普通に使えていますか?

「動画で使用しているパーツは、肉を焼いた動画のときは壊れてしまいました(動作はするけど、異臭がする状態)。ですので、今回のカレーの動画は、ヤフオクで買った新しいパーツで作りました。カレー調理後は問題なく使用できています。意外にも頑丈ですね」

―調理は今後も続けられますか。

「今後もどんどん作っていきたいです。動画は海外の方の反応も多く、世界中から見ていただいているようです。日本以外でもCPU調理はウケるんだなと思っています。次は鍋とかの、ほかの料理を試したいと思っております。良いアイデアがあれば、YouTubeの動画でコメントいただけると嬉しいです」

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CPUを使った調理に国境がないことがよく分かりましたね!たれさんのYouTubeには、ほかの調理シーンも紹介されていますよ。
▼たれみみChannel https://www.youtube.com/channel/UCx9WnHXfbJupOSYwtGVqSuw

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