自転車のかごに捨てられていた猫を保護したら…スリスリ、ゴロンゴロンの超甘えん坊に

渡辺 陽 渡辺 陽

内藤さんは4匹目の猫を飼おうと思って保護猫を探していた。ところが、条件が厳しく、なかなか思ったように猫に出会えずにいた。譲渡会に行くとお目当ての猫の隣に、堂々としている猫がいた。

 

譲渡が進まない理由

 

東京都に住む内藤さんは、3匹の猫を飼っていたが、4匹目も飼いたいと思っていた。

「3匹ってちょっと半端な数ですし、アメショのシエルの遊び相手が増えたらいいなと思いました。保護活動に貢献したいと思っていたので、保護猫を探したんです」

内藤さんは、1カ月くらい猫を探した。1歳くらいの子を希望した。子猫にはこだわらなかったという。ところが、

「気に入った猫に先約が入っていたり、一人暮らしだとか、留守番があると言って断られたりしました。あまりにも条件が厳しいと、面倒くさくなってペットショップで買ってしまうんです。保護猫の譲渡が進まない原因のひとつになっているのではないでしょうか」

肝の据わった女の子

 

2015年4月、譲渡サイトでトラ猫の男の子をみつけた。顔が可愛かった。「譲渡会をやるので見に来てくださいね」と言われたので見に行ってみると、サイトで見たトラ猫がいた。大きな身体をしていたが、大通りで譲渡会をしていたからなのかびくびくしていた。

トラ猫の隣にいた小柄な女の子の猫はどーんと構えていた。自転車のかごに入れて捨てられていたそうだ。内藤さんは、その子を譲渡してもらうことにした。

ボランティアは、家の環境チェックも兼ねて、猫を連れてきてくれた。名前はリリイちゃんにした。

両手に猫、足の間にも猫

リリイちゃんは、甘えん坊。内藤さんが歯磨きをしていると、お腹を見せてスリスリしたり、ゴロンゴロンと転がったりして甘えてくる。

遠慮深いので、ごはんの取り合いに負けてしまう。食いしん坊から順番に食べられるようにごはんの順番と食べる部屋を決めていて、他の猫のごはんを奪わないようにしている。

内藤さんは、リリイちゃんを含めて4匹の猫を飼っているが、ママを独り占めしたいタイプ。布団に潜ってきて腕枕をしてもらうのが好きなのだが、先住猫のダリアちゃんも腕枕が好き。足の間には他の猫がいるので、内藤さんは張り付けにされたように寝ている。

「全身こりますが、幸せです」

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