マキタスポーツが名付けた「歌怪獣」こと島津亜矢、今後は英語のカバーも

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演歌歌手の島津亜矢(撮影・岸隆子)
演歌歌手の島津亜矢(撮影・岸隆子)

 「歌怪獣」の異名を持つ演歌歌手・島津亜矢(48)。5年連続6回の出演となった「NHK紅白歌合戦」では「川の流れのように」(美空ひばり)、「The Rose」(ベット・ミドラー)、「時代」「糸」(中島みゆき)といった名曲を圧倒的歌唱で披露し、視聴者を驚かせた。

 芸人で歌手のマキタスポーツが「歌怪獣」の名付け親。島津も「とてもうれしい」と笑みを浮かべる。世間もその歌唱力に感嘆し、テレビで歌唱した直後、HPがダウン寸前にもなったほどだ。

 「心の高揚という意味では、演歌もカバーも同じ」と言い切る。ただカバーは「難しいというより、プレッシャー。お客さまにはその歌のイメージができているし、私もまねじゃなくて自分の色をどう作り出すか」とこだわりを語る。またカバー曲をテレビで披露したことで、コンサートにも若い世代が多くなったという。

 15歳でデビューして、今年35周年を迎える。「最初の10年は地方の営業ばかりで、東京にはほとんどいなかった。でも楽しい思い出というと、そのころを思い出す」とポジティブ。「もちろん悔しいこともいくつもあったけど、好きな歌を歌えて、楽しい35年」と振り返る。

 今後は英語の勉強もしたいという。「私の英語のカバー曲はなんちゃって英語。英語をカタカナに置き換えて、歌ってみて、違うところはまた直して。だからきちんと勉強したい」と意気込む。さらに英語のカバーは、CDによって歌詞が違うという。「たぶん、その時の心のままに、自由に歌っているからじゃないかな。私もそんな風に、歌を楽しみたい。心に残る歌をいっぱい歌いたい」と目を輝かせる。

 4月には大阪新歌舞伎座で「島津亜矢特別公演」(4月3~18日)も開催。芝居とショーの2本立てで「今の私の全てを見ていただきたい。演歌やそれ以外の曲も、お客さまに楽しんでいただける舞台にします」と自信をのぞかせた。

(まいどなニュース/デイリースポーツ・石川 美佳)

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