「えっ、フクロウって走れるの?」軽快なステップからのドヤ顔がかわいすぎる…飼い主さんに聞いた

太田 浩子 太田 浩子

 フクロウが軽快に走ってきて「はい、来ましたよ」という顔で見つめてくる動画が話題です。えり(@erikazu862ch)さんが「つまずかないこともある。笑」というこの動画をツイートしたところ、2.3万リツイートと9万いいね!がつき、140.2万回再生されました。つまずかないこともあるということは、つまずくこともあるわけです。以前には「何もないとこでもつまずくのは人と同じなんだなぁ。笑」という動画が投稿されています。

 リプ欄には「可愛い過ぎる ちょっとドヤ顔の表情もいい(*´∀`*)」「足長いね…?(笑) 可愛いなぁ~(^ー^)」「小走りがかわいい」「飛んでこないんだねっ(o^^o)」「目がッ…目がッ!!目つきが可愛すぎる」「フクロウが歩いてる姿初めて見たwww可愛い」とみなさん、見たことがない走るフクロウに驚いた様子です。

 動画のフクロウは3歳の「ベンガルワシミミズク」の虎ノ助くんで、えりさんとカズ(@ 2IpZoo9DxffUfDt)さん夫婦と息子さんのコハルくんと暮らしています。虎ノ助くんとの生活はどのようなものなのか、カズさんに聞きました。

 ──虎ノ助くんは、呼んだら飛ばずに歩いてくるんですか?

 虎ノ助の気分とルートで、歩くか飛ぶかを決めているようです。腹が減っていて急いでいるときは飛んでくることが多いですね。ベンガルワシミミズクは、フクロウの中でもよく歩く種類と言われています。

 ──呼んだら来る以外にどんなことができますか?

 くちばしを手にあてる、我が家オリジナルの「タッチ」ができます。犬の「お手」みたいなものですね。あと、一緒に食卓を囲んで食事をしているのですが、テーブルの上に乗ってはいけない、自分の食べ物以外は取らないなど2歳児(?)並みのテーブルマナーを身につけています。

 ──かしこいですね! ちなみに虎ノ助くんはどんなものを食べるんですか?

 フクロウやタカなどの猛禽類の飼育は、エサが最もハードルが高いと言われています。主食は血抜きをしていない鳥肉でおやつは新鮮な虫です。感染症予防のため、捕ってきた虫などはあげられません。

 ──袋に入った「フクロウのエサ」なんて便利なものはないんですね。ベンガルワシミミズクの魅力を教えてください。

 まずかわいいです。見てるだけで癒されます。オレンジ色でクリンクリンの大きい瞳やちょこんと生えたお耳・羽角(ウカク)、ずんぐりしたシルエット、程よいサイズ、テクテクと歩く姿もチャーミングです。あと、眠っているときの表情もかわいいのでおすすめです。

 ──好きすぎですね(笑)。虎ノ助くんを迎えて意外だったことなどありますか?

 予想よりもよく歩くということと、「ホーホー」と鳴かないということです。ベンガルワシミミズクはフクロウの中でも「ホーホー」と鳴く種類なんですが、虎ノ助は夜行性のはずなのに夜中に動かないし夜鳴きもしない。鳴き声は「べぇーべぇー」でした。どうせなら「ホーホー」が聞きたかった(笑)。

 ──なぜ、ベンガルワシミミズクを迎えることにされたのでしょうか?

 妻がベンガルワシミミズクの有名なユーチューバーのガルーにメロメロになってしまって。ほかの種類のフクロウも検討していたのですが、妻の大きすぎる一票でベンガルワシミミズクをお迎えすることになりました。

 ──今回の動画に海外の方もたくさん反応されていましたね。

 世界中に「虎ノ助による癒し」をおすそ分けできてうれしいです。ツイッターのほかにインスタグラム(@kazu.862)にも写真や動画をアップしています。

 ◇ ◇

 3月8日に鈴鹿川河川緑地(三重県鈴鹿市)で開催される「猛禽フェスティバル」に、虎ノ助くんも出場予定だそうです。フクロウやハヤブサ、ハリスホークが競技をおこなうフェスティバルって迫力がありそうですね。

猛禽フェスティバル https://raptor.amebaownd.com/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース