大阪オートメッセ開幕を彩るWRC表彰台独占スタート! 参戦車両と同型車に集まる注目 

荒牧 公哉 荒牧 公哉

表彰台、独占スタート!カスタムカーの祭典「第24回大阪オートメッセ2020」が14日、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北)で開幕した。350社608台のクルマが居並ぶ中、2020年のWRC(世界ラリー選手権)に参戦中のトヨタ「ヤリスWRC」が、第2戦スウェーデン戦(現地時間2月13~16日)の初日、1〜3位でフィニッシュした、というニュースが飛び込んできた。展示されたラリー参戦車両と同型車を取り囲むファンにとっても、うれしい幕開けとなった。

上位を独占した「2020トヨタGAZOOレーシングワールドラリーチーム」のドライバーは、1位カッレ・ロベンペラ、2位セバスチャン・オジエ、3位エルフィン・エバンス。1月23~26日に開催されたWRC初戦、モンテカルロ戦では惜しくも首位を逃し、2、3位でフィニッシュとなったが、調子は上向きだ。10年ぶりの日本開催となるシーズン最終戦となる第14戦、愛知・岐阜戦(11月19~22日)に向けて、幸先のいいシーズン序盤の好結果だ。同車のPR担当、青木秀晃さんは「この勢いで、年間のマニュファクチャラーズタイトル(チーム優勝)、ドライバーズタイトル(個人優勝)も勝ち取りたいですね」と話す。

そして会場には、次期WRC参戦車両のベース車となる「GRヤリス ファーストエディション」が展示されている。一般の人が公道で乗れるクルマだが、272馬力を誇る新開発の4WD車で、ふくよかなリアフェンダーなどが印象的。396万円から456万円、という高価格にもかかわらず、1月10日からのWeb予約には、3日で1000台、1カ月で2000台を超える注文が集まった。青木さんは「ラリーの実績とともに、もっと注目されたらうれしいですね」と話している。

会場にはほかにもさまざまなクルマが集結している。車高を下げた“シャコタン”や、アウトドアに特化したテント付き車両、なかなか間近では見られない自衛隊の装甲車も。さらにはさまざまなドレスアップの部品、会場限定発売のミニカーなどなど。クルマ好きだけでなく、お子さんたちにとってもアツい週末になるだろう。

■大阪オートメッセ2020 https://www.automesse.jp/

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