生駒里奈、乃木坂46卒業後もこの道で生きると決めた運命の舞台 7日から大阪公演

黒川 裕生 黒川 裕生

 乃木坂46を卒業した生駒里奈、俳優の矢崎広がダブル主演する舞台「モマの火星探検記」の大阪公演が7日から、サンケイホールブリーゼで始まる。2017年7月の前回公演でも同じ役で共演した2人。このほど大阪市内で取材に応じ、「前回を超える感動を届けたい」と意気込みを語った。

 「モマ―」は宇宙飛行士の毛利衛氏による同名の児童文学を、劇団「少年社中」の毛利亘宏氏が脚色・演出。父との約束を果たすため人類初の火星探検に挑む宇宙飛行士のモマと、行方不明になった父にメッセージを送るため小型ロケットを作る少女ユーリの物語を通じて、夢の大切さや生きる意味を問い掛ける。

 前回公演時は、乃木坂46に在籍していた生駒。劇中の「やりたいって思ったことをやればいいんだ」という台詞に突き動かされ、乃木坂46を卒業後も芸能界で生きていこうと心に決めた大切な作品なのだという。

 「自分はしっかり準備して、『できる』と確信してからじゃないと動けないタイプ。でもこの作品には、『今は先のことを考えなくてもいいんだよ』と背中を押してもらえた。思春期の中高生や、あの頃の自分のように迷っている人には、きっと刺さると思う」

 舞台経験が豊富な矢崎から見た生駒は「とにかくストイック」。前回はなかなか思うように演じられず、稽古場で毎日のように悔し涙を流していた姿が印象に残っているそうだ。

 「あれから2年半経ったけど、ストイックな性格は全然変わっていない。これでいいのか、もっとできるんじゃないのか、と突き詰めていく姿勢は舞台俳優にすごく向いている。ピュアな少女性と、女優としての華を持ち合わせているところも貴重な存在」と称賛を惜しまない。

 2人は「力をもらえるし、明日が輝いて見える作品。きっと忘れられない演劇体験になる。劇場でお待ちしています」と来場を呼び掛けている。

 大阪公演は7日18時半/8日13時、17時半/9日13時、17時半/10日18時半/11日12時、16時半の計8公演。15、16日には福岡公演もある。

■公式サイト http://www.shachu.com/moma2020/

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