大学の研究室に設置されたカウントダウンタイマーが話題をよんでいます。そこに表示されているのは…卒業論文と修士論文の提出期限までの残り時間! それだけでも異様なのですが、このデザイン…有名アニメ作品・エヴァンゲリオンっぽくありませんか? …論文作成という大作戦は果たして期日までに間に合って成功できるのか? 刻一刻と迫る活動限界…逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…!
作成したのは名古屋大学大学院1年生の「かっさ(@__KasSA)」さん。Twitterで「今年もせかしてくるやつをけんきうしつに設置しました」とのコメントとともに、タイマーが動いている様子を動画で投稿しました。
タイマーは、オレンジと赤の色づかいが特徴的。何よりも、過剰な英語説明や太い明朝体フォントが使われているあたり、エヴァンゲリオンの活動限界までの時間を表示するタイマーを思い起こさせます。そして、秒よりも細かい時間まで刻む時間の表示…。急がねばならないと攻め立ててくる感じは…まさにエヴァ風。
「かっさ」さんご自身も「心に悪そう」とつぶやかれていますが、「心臓に悪い」「胃に悪い」など、こんなものを見ながら落ち着いて論文が書けるのか心配する声が。一方で、「めっちゃこれ欲しいな」「作るの楽しかっただろうなあと思いますね(笑)」という投稿も。作品をふまえて「迫真のBGMも流れそう」「これが現実版のヤシマ作戦」「カウントがゼロになると暴走モードに入るのでしょうか」などと書き込む人もいました。
作成した「かっさ」さんにお話を聞きました。
―とっても完成度の高いデザインですね。どきどきしました。
「こだわりのポイントはフォントと色です。昨年作って研究室に置いていたものを、今年も文字や日付の設定を変更して設置しています」
―…本当ですね。去年の作品と比較すると、明朝体の部分が増えているような…。
「このカウントダウンは、研究室の空いた机に置かれたディスプレイに表示しています。そのため、学生全員が常に見える状態になっています」
―しかし…なぜエヴァンゲリオンをモチーフにしているのでしょう。個人的には「どうして今さら?」とも感じましたが…。
「今年映画の最終話が公開予定なので、ファンの間ではブームが再燃しているのだと思います。作中でタイマーの描写があるのでこれをモチーフに作りました。深い意味はありません」
―なるほど。でも、こういうのが置いてあると…やっぱり、みんなお互いに「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」とか言って、励まし合ったりするんですか。
「言いません」
―えっ。…ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいかわからないの。ちなみに、まわりの研究室でもこんなタイマーやモニターを表示させるのが流行っていたりしますか?…緊急事態発生!パターン青!とか。
「研究をするほうが大事なので、ほかの研究室・学生の間では流行っていないと思います」
―あっ。そうなんですね。…笑えばいいと思うよ!
よくわからなくなっちゃいましたが、奇跡を待つより、捨て身の努力よ!…みなさん、心よりご健闘をお祈りしてます!