衝撃を受けたさい銭のキャッシュレス化、時代の変化についていくのも大変

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 キャッシュレス化がすごいスピードで進んでいます。私もクレジットカードのほかに交通系カード、PayPayといった電子決済サービスを利用しています。これがまた、便利。さらに神社や寺院もさい銭箱の横に決済端末を置き、キャッシュレス化に対応しているところがあると知って驚きました。銀行でお年玉の新札に交換してもらおうとしたら、等価交換なのに手数料が必要だと言われたとき以来の衝撃です(笑)。

 おさい銭のキャッシュレス対応は、外国人観光客が増えたことや、最近は硬貨を持っていない人が多いことが一因かもしれません。昔は公衆電話を使うにも必要でしたので、硬貨の持ち合わせがないということはまずなかった。だけど最近はほとんど現金を持たずに生活する人もいる。神社やお寺にとっても、おさい銭の硬貨を預けるときに、手数料が必要な銀行も増えたので、その負担が減っていいそうです。

 若い後輩におさい銭の話をしても、5円玉を入れることを知らない子もいる。「5円=御縁」の語呂合わせがわからないんです。昔の常識が当てはまらなくなっています。しかしそれに慣れないといけませんね。

 また年始の風物詩で驚いたことと言えば福袋!昔は紙袋の中に何が入っているかわかりませんでした。ところがブランドが指定され、サイズが明記され、袋が透明になり中身が見えるようになり…と、どんどん変化。これって本来の意味の「福袋」ではなくなっています。今年はとうとう、渋谷の109では、不要なものがすぐに売れるようにフリマアプリの「メルカリ」のポップアップスペースも設けられたとか。確かに福袋には必要のないものも入っていますが、必要ないと判断したものは「売る」が前提なんですね。

 これから、他の季節の行事や風物詩も変わっていくんだろうなぁ!もうすぐ節分ですが、豆をバラまくと掃除が大変だから小袋入りの豆を用意するのはすでに当たり前。豆を投げられたり、外に追い出されることは鬼にとってのハラスメントだとか、ひな祭りも男雛と女雛の位置も上座下座で序列があるからジェンダー問題とかになっていくのかもしれない。時代の変化についていくのも大変です。

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