◆言葉の発達の遅れが気になるお子さんの場合
もし、言葉の発達の遅れが気にかかるお子さんなら、言葉でのやり取りを促すのに絵本を使ってみましょう。絵本の挿絵を見せながら、「これは誰?」「これは何?」「ここはどこ?」などの質問をしてみましょう。絵を見ながらだと答えやすいはずです。
その時のコツとして、はじめはヒントとして答えになる絵の部分を指さしながら質問すると答えやすいでしょう。また、「〜の上」「〜の下」など、位置を表す言葉や登場人物の気持ちを考える機会を作ることもできます。
こういったやり取りの練習をする絵本としては、「ノンタンシリーズ」「ぱおちゃんシリーズ」「うずらちゃんのかくれんぼ」などがオススメです。
◆まとめ
・言葉は出ていないが、意味が分かっている時期
→擬音語が繰り返し使われている絵本がオススメ
・言葉が出始めた時期
→パターン的なやりとりが含まれている絵本がオススメ
・言葉が増えてきている時期
→ストーリー性のある絵本がオススメ
・言葉でのやり取りに難しさがあるお子さんの場合
→これは誰?などの質問に答えさせたり、登場人物の気持ちを考える練習などに絵本を活用してみましょう。
お子さんの発達段階に合わせてうまく絵本を選んであげることで、言葉の発達を効果的に促すことができます。ぜひ、親子で絵本を楽しみながら、言葉や伝えたい気持ちをどんどん増やしてあげましょう。