全国の「うまいもの」270種が集結、1位の座は? 京王百貨店新宿店で名物催事

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 百貨店の物産展では最大級の規模を誇る京王百貨店新宿店の名物催事「第55回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が、1月8日から21日までの14日間、同店7階大催場で開催される。令和最初となる今回は、30以上の駅弁調製元による「実演販売」と全国各地から航空便などで運ぶ「輸送駅弁」を合わせて全国43都道府県の駅弁270種類以上が集結。全国の「うまいもの」とともに展開する。目玉となる対決シリーズや復刻駅弁など、今年の注目企画を探った。

 ◇   ◇

 毎年注目を集めるのが「対決シリーズ」。今回も人気食材の「カニ」や「肉」の対決に加え、東京五輪イヤーらしい企画も用意している。

 【対決シリーズ】

 ▽5種のカニ駅弁対決
 駅弁大会における人気食材「カニ」を使った駅弁5種をクローズアップした企画。ズワイガニ、タラバガニ、花咲ガニなど多種多様な駅弁がそろう。
(1)福井県・北陸本線福井駅「がんばれ!かにめし」(1380円)
(2)北海道・根室本線釧路駅「釧祥館ちらし」(1680円)
(3)北海道・函館本線旭川駅「ずわい華御膳」(1680円)
(4)北海道・函館本線小樽駅「焼ずわい蟹弁当」(1680円)
(5)北海道・函館本線長万部駅「かなやのかにめし」(1180円)

 ▽新作牛肉駅弁対決
 肉系駅弁に定評のある調製元が作る新作による対決。
(1)山形県・奥羽本線米沢駅「ビビンバ牛肉どまん中」(1500円)
(2)佐賀県・佐世保線武雄温泉駅「佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当」(1998円)

 ▽黄金の駅弁対決
 今夏の日本選手の活躍を祈念し「金」をキーワードにした老舗駅弁による対決。

(1)兵庫県・山陽本線西明石駅「黄金のひっぱりだこ飯」(1380円)
(2)秋田県・奥羽本線大館駅「金の鶏樽めし」(1350円)
(3)兵庫県・山陽本線姫路駅「五色穴子の輝弁当」(1350円)

 ▽1964年復刻駅弁対決
 前回の東京五輪が開催された1964年は、京王百貨店新宿店が開店した年。その当時に販売されていた懐かしの駅弁2種がよみがえる。
(1)愛知県・東海道本線名古屋駅「復刻版 とり御飯」(1080円)
(2)山形県・奥羽本線米沢駅「復刻版米沢牛肉すきやき弁当」(1200円)

【実演販売】

 東京にいながら、できたての地方の駅弁を味わえる「実演販売」も人気がある。今回は2つの初登場に加え、いつもは「輸送」販売の常連駅弁も「実演」で登場する充実のラインアップだ。

 ▽初登場
(1)滋賀県・東海道本線草津駅「忍者弁当」(950円)
(2)北海道・宗谷本線稚内駅「宗谷岬 海の漁火」(1280円)

 ▽常連も実はレア
 群馬県・信越本線横川駅「峠の釜めし」(1100円)
 駅弁大会の常連「峠の釜めし」の県外での店内調理販売が2015年以来5年ぶりに実現となる

【その他の企画】

 ほかにも多数の企画が登場する。「ローカル線応援企画」として千葉県・銚子電気鉄道犬吠駅の「●(魚へんに青)威張る弁当」(648円)を輸送駅弁として販売。厳しい経営状況の中、さまざまなアイデアで売り上げを伸ばす同鉄道企画・開発した駅弁で「経営状況はまずいけどコレはウマい」との自虐的キャッチコピーで話題の逸品だ。また、容器に懐かしの在来線特急のヘッドマークをプリントした再利用できるランチボックスに入った弁当「特急列車ヘッドマーク弁当」(各2160円)も全11種類を限定販売。

 駅弁以外にもスイーツから総菜までそろう「うまいもの」は約65店舗が出店。全国からの駅弁、うまいものを選んで食べて。旅行気分を楽しんでみては。

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