地下1階の食フロアでの注目は、朝11時から飲める「オイシイもの横丁」。串カツやたこ焼き、もつ鍋や焼肉など、大阪らしいアテを取り揃える居酒屋や食堂20店が結集。うち6店がオープンし、14店のオープンは後日発表される。
福岡から大阪初出店した「ビストロ酒場ウオスケ」は、福岡産のフグや長崎産の甘鯛などを市場から直送。フリットやムニエルなど好みの調理法で仕上げてくれる。このほか関西初の「函館 立ち喰い寿司 函太郎」、たこ焼き店の新業態となる「たこ酒場くれおーる」がにぎわっていた。「横丁」らしく、看板や提灯にビニールシート、酒瓶の空き箱などでレトロな酒場路地の風情が演出されている。
また、京都で焼肉店を幅広く展開する「弘」が大阪初出店。「京のお肉処 弘」として揚げたてのコロッケやミンチカツ、肉弁当などを販売する。精肉店が営む店舗だけに、牛肉のクオリティにはこだわりがあり、みっちりと旨みを感じさせるコロッケが人気だった。
同フロアでは、手軽なおやつや限定発売のお菓子も充実。関西初出店の「ニッポンスタンダード」は全国のご当地物産を揃える店で、スイーツやスナックから、ごはんのおとも、酒の肴、調味料や缶詰、雑貨までユニークなものがずらりと並ぶ。味ばかりでなく、デザインやパッケージにもこだわった商品が多く、くすっと笑えるような「お餅バー」(山正製菓)や、レトロなパッケージがいい味を出している「ラムドラ」(梅月堂)など手軽でかわいい和菓子も買える。
また、沖縄物産店「わしたショップ」が、12年ぶりに大阪に直営店を復活。大阪の「堂島ロール」とコラボし、波照間島の黒糖を使って作ったロールケーキや、島人なら絶対買うという、しましまのゼブラパンなどを揃える。
近鉄グループの近商ストアが運営するスーパーマーケット「食品専門館ハーベス」は、同店最大級の規模。きのこの山やキットカット、ポテトチップスなど、おなじみのお菓子の限定商品や、ヤマザキのランチパックのバリエーションに目を見張る。場所がら、外国人客の利用も多いエリア。その需要も見込んでの品揃えで、気軽なおやつや手土産は、ここで調達するのがおすすめだ。