ニューヨークへ行きたいか!? 食欲の秋、出店権利をかけたバトルを大阪で開催

山本 智行 山本 智行

 食欲の秋。ニューヨーク・ブルックリン発の人気野外フードマーケットにならった「スモ―ガスバーグ大阪2019」が26、27日に中津の「OSAKA FOOD LAB」で開催される。3回となる今年はなんと、本場ニューヨークスモーガスバーグへの出店権利をかけた戦いへとパワーアップ。参加9店舗の中から選ばれた2店舗がその権利を得る。それを決めるのはアナタの1票だ。

 スモ―ガスバーグはニューヨーク・ブルックリンで大人気の移動型フードマーケットとして知られる。1年を通じて毎週末に開催され、100店舗が出店。ニューヨーカーはもとより、世界各国の観光客らが2~3万人訪れる一大イベントとなっている。

 特徴として厳しい審査を通過した店舗しか出店できないことからクオリティーが高いのも人気の秘訣。また、これをステップに独立開業したり、海外進出する店舗も出るなど夢のステージとなっている。

 それに目をつけたのが「OSAKA FOOD LAB」だ。日本ではまだ手つかずの食に特化した“フードビジネスインキュベーター”として2018年に誕生。食の都大阪から国内はもちろん、世界に向けて、日本の食の伝統と革新を発信し、ビジネス展開までをサポートしている。

 このスモーガスバーグ大阪も、そんな流れの一環だ。日本にも「チャレンジできる場」をとの思いから交渉の末、誘致に成功。海外初となるスモーガスバーグの大阪開催にこぎつけた。

 過去2回もふだんイベントに出ない名店が参加したり、人気飲食店が新たなメニューにチャレンジしたりと、大きな話題を生み出すフードイベントとして注目を集めていたが、3回目を迎えた今年は夢のようなストーリーを用意。なんと大阪で選ばれた2店舗が本場ニューヨークでの出店権利を獲得できるという画期的な試みが実現した。

 今回、参加するのはニューヨークから2店、関西から6店、東京から1店と厳選された9店舗。スモ―ガスバーグ経営者が審査員となる「審査員賞」と、来場者投票により選ばれる「来場者賞」で選ばれた計2店舗がその対象となる。

 ニューヨーク出店を目指し、販売メニューの味、盛り付け、魅せ方など熱い戦いになること間違いない。企画・運営を担当する株式会社Office musubi(大阪市西区)の担当者は「おいしくいただいたお店が海外進出を果たすという夢のあるイベントです。みなさんの1票で代表者が決まります。この日のために用意されたこん身の一品を食べ比べ、ぜひ投票ください」と話している。

◇「スモーガスバーグ大阪」 10月26日(土)、27日(日)の2日間、阪急高架下スぺ―ス「OSAKA FOOD LAB(大阪フードラボ)阪急中津スクエア」(大阪市北区中津1-1-36)阪急「大阪梅田駅」より徒歩8分、阪急「中津駅」大阪メトロ御堂筋線「中津駅」より徒歩4分

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース