ヨーロッパ最大級のチョコレートの祭典として知られ、日本初上陸となる「Eurochocolate(ユーロチョコレート) in Osaka」が大阪の「堂島リバーフォーラム」で1日から始まり、話題になっている。イタリアから参加のブランドは、すべて大阪初出店。バレンタインデーの14日まで開催される。
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イタリアのペルージャと言えば、サッカーのセリエAで活躍した中田英寿氏を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、実はチョコレートの生産地として広く知られている。毎年10月に開催される「Eurochocolate」は10日間で約100万人が訪れる欧州最大級のチョコレートのイベントで、今年25周年を迎える。その祭典がバレンタインシーズンに合わせて大阪にやって来た。
仕掛けたのはイベント会社のジョブズ。昨年、現地を訪れたスタッフの1人が古都ペルージャの街全体がチョコレートで埋め尽くされるのに感動したのがきっかけだ。
会場をのぞくと、いきなり高さ3メートルはあろうかという巨大な「チョコレートの館」が出迎える。それを囲むように京都、大阪の有名店を含む16ブランドが出店。うちイタリアの13ブランドは「日本にあまり入って来ていないウンブリア州の店を多めに選んだ」(関係者)とのこと。ペルージャの「ドゥルチネア・ペルージャ」、モディカの「カーサ・ドン・プリージ」、トリノの「ボエッラ&ソッリィーズィ」など、すべてが日本初出店というレアものばかりで、注目度も高い。
雰囲気も本場にこだわっており、半分近くの店舗が量り売り。気軽に買えるよう50グラムから売ってくれる。しかも木槌でチョコを割るという本格的な演出だ。
そんな中、ひときわ目を引いたのがハイヒールの形をしたチョコレート(3500円)。さすがに靴店と見間違うことはなかったが、きれいに陳列されて、白やピンクを基調にした水玉模様など見た目も鮮やか。スタッフによると「生ものなので常に18度以下をキープし、イタリアから大切に運ばれて来ました」とのことだった。