新宿のボウリング場で昆虫食ブーム!イナゴ、蚕、サソリ、タガメの味は…虫の実食レポート

北村 泰介 北村 泰介

 そして、タガメ。全長約6センチ、幅も約2・5センチ、懐も1センチほど。肉厚の身の部分をかみしめると、じわっと、少し生臭い味がした。よく言えば、カニ…ということにしておこう。いずれにしても甲殻類の味。つらかったのは、ゴキブリを彷彿させる羽の部分。パサパサした羽の鋭利な切れ端が舌や歯茎を刺激する。羽の破片が足と共に歯間に刺さる。サソリと同様、文句なしに罰ゲームだ。

 イナゴ以外の3品は1つ2500円(税込)。海外からのレアな輸入品であるため高価だが、グループで1人数百円ずつシェアして罰ゲームやSNS映えの素材として共有するため、この価格でも需要があるようだ。

 皆川さんは「見た目のグロテスクさで盛り上がり、動画や写真を撮ってSNSでアップしていただいています。昆虫食を体験してみると自分の世界が広がって面白いかもしれません」と指摘。〝ゲテモノ〟と侮るなかれ。昆虫は高タンパク、低脂質な栄養源として注目されている食材なのだ。だが、サソリとタガメのおかわりは今後ご遠慮したい。

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