よく行く外食チェーンの増税対応をまとめてみた 持ち帰りが得なの? いえいえ実質値下げも

太田 浩子 太田 浩子

 本日10月1日、消費税が10%に増税されました。大きな買物には当然、影響するけれど、日々の生活に必要なものや外食にもしわ寄せが。なのに、軽減税率とかややこしくてわかりにくい…。お店によって対応が違うみたいだし、食べずに持ち帰った方がいいのか迷うという方も多いのではないでしょうか。

 そんななか、ねこりゅうじ(@nekoryuji)さんのツイート「サイゼリヤはやっぱりすげえや。消費税10%に上がるのに実質2%値下げをして価格を変えないなんて」に9.5万いいねの反響がありました。サイゼリヤのプレスリリースには、店内飲食のすべてのメニュー(ワインなどを除く)を実質2%値下げして現行の税込価格に据え置くと書かれています。

 リツイートには「たった2パーセントって思う人もおるかもしれんけど、サイゼリヤの売上は1540億円だから31億円にもなる」「やはり、食材の生産者、物流業者にしわ寄せがいかないことを願いたいな。もちろん、人件費も」「そんなに頑張らなくてええんやで。学生時代にお世話になった恩は忘れませんよ」と企業努力をたたえる声やどこかにしわ寄せがいくのではないかと心配する声が寄せられています。

 「サイゼリヤ」の担当者さんに聞いてみました。

 ──SNSで話題となりましたが、実質2%値下げに踏み切ったのはスゴイですね!

 弊社は、地域社会のみなさまに1回限りの豪華な豊かさよりも毎日の暮らしの豊かさをイタリア料理を通して提案していきたいという考えのもと、良質な原料でよりおいしいものを少しでもリーズナブルに食べてもらいたいたいと創業以来努力を続けてきました。今回はたまたま増税というタイミングでしたが、これまでも何度も商品のブラッシュアップと値下げをおこなっています。

 ──質や量が変わるのではないかと心配する声もありましたが。

 10月1日より秋メニューになりますが、量や品質などは現行メニューとほぼ変わりません。弊社では、原料からお客さまに提供するまでを管理しています。たとえば、商品に適している野菜の種から改良をおこなっています。産地、工場、物流、店舗などまだまだ改善できるところがあります。今後も技術を生かして改善を進め、よりよいものをリーズナブルに提供させていただきたいと考えています。

 質や量を落とすことなく改善できるところは改善して実質値下げとなったのですね。では、ほかの外食チェーン店はどんな対応なの? と疑問に思ったので調べてみました。(9月29日調べ)

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