ワイン持ち込みOKのお店って? そんな飲食店検索サイトが人気 月イチのイベントは新しい出会いの場にも

太田 浩子 太田 浩子

 突然ですが質問です。ちょっと高価なワインをいただいたらどうしますか?

 その昔、さらに遠い昔の誕生日年のワインをいただいたことがあります。なんだか高級そうに包まれていたワインを日々の食卓であけるのはもったいない気がする。そして、そんな特別な料理を作るのは無理だし面倒。でもワインセラーなんてものもなかったので置いておく自信もない。どうしたらいい?!となりました。

 ワインを持ち込める店を検索できるサイト『Winomy(ワイノミ)』が、東京で人気だそうです。関西の店舗も参加し、10月から月イチでワイン会も開催されると聞き、その体験会に行ってきました。

 同サイトは、BYO「Bring Your Own(wine/bottle)」、つまり飲食店にワインを持ち込むことに特化したサイトです。東京ではすでに始まっており、関西でもという声を受けて開始が決まりました。BYOとは、日本ではまだ一般的ではありませんが、オーストラリアでは定番のサービスです。

 サイトでは、条件を入力すればワインを持ち込める飲食店が検索できます。持ち込み料金も明記されているので安心。持ち込み料金はお店によって異なり500円から3000円(ボトル1本あたり、またはグラス1脚あたり)で、グラスやワインクーラーなどを用意してもらえます。ワインの持ち込み料金と料理がセットになった「Winomyプラン」を用意するお店もあり、1人1本ワインを持ち込めて、料理はデザートまでつき1人5000円というものも。お店でワインを頼むと高くつくから、行く前にワインショップで飲みたいワインを買ってコストをおさえたい人にもおすすめのサービスです。

 さて、体験会は月に1度おこなわれる予定のイベント形式でした。ゲストは思い思いのワインを持参し、なぜそのワインを選んだのか、またおすすめポイントなどを書いたメモをワインに付けます。この日の乾杯の音頭は、お笑いコンビ・髭男爵のひぐち君。ワイングラスをつかったギャグからワイン関連のイベントに呼ばれることが多くなり、知識のなさで恥をかき一念発起、現在は日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートの資格を持ち、俳優・辰巳琢郎が会長の「日本のワインを愛する会」の副会長をつとめるほどに。

 乾杯のあとはずらりと並んだワインから、持ち込んだ人が書いたメモを見たりほかの参加者の感想を聞いたりしてあれこれ飲み比べしてみます。こんなに一度に飲み比べる機会がなかったので、あらためてワインの個性に驚くとともに、知らない人ともワインについて会話が弾み、楽しい時間です。

 「ワイン会はいろいろな職業の人に出会える、出会いの場としておすすめ」と普段からワイン会を主催するひぐち君は話します。「もしワイン好きの2人が結婚したら、世界中どこに行ってもあるワインを一緒に楽しめるし、ワイナリーをめぐることもできる。ワインが2倍楽しめてうらやましい!」とも。ちなみに、ひぐち君の奥さまはワインに興味がないそう。

 大阪初開催のイベントは、10月7日。持ち込みワインのテーマはイタリアワインで、持ち込み料は無料、会費は4000円。募集人数は25名なので、最大25種類のワインを飲み比べできる。東京では、10月12日、19日、24日のイベントが現在募集中です。

『Winomy(ワイノミ)』 https://www.winomy.jp/

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・太田 浩子)

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