大阪・福島に、新たなグルメ通りが誕生 購入フードをテラス席で自由に楽しめる

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 飲食店が立ち並ぶJR福島駅前(大阪市福島区)西側高架沿いに、新たな複合ビルが5月15日にオープン。それに伴い、高架と同ビルの間の通りが「ふくまる通り57」と命名され、同日、セレモニーがおこなわれた。

 「阪神電気鉄道」と「JR西日本不動産開発」が初めての共同事業として開発した、福島5丁目・7丁目の「ふくまる通り57」。好立地にありながらも、土地の形状などから十分に活用できていなかったという。平成5年までは阪神電車の線路敷きだったが、地下新線が開通してからは駐車場となっていた。

 大阪環状線の福島3区高架下はこれまでも、ワインバルや焼き鳥店、海鮮酒場などさまざまな飲食店が軒を連ね、お酒の飲み歩きを楽しむ人々から人気を得ていた。その15店と、向かい側にはスーパーマーケットと飲食ブースからなる「阪急オアシス 福島ふくまる通り57店」と「ホテル阪神アネックス大阪」が並ぶ。

 店頭にはテーブルとイス約50席に、スタンディング用のカウンターも。このスタイルは、JR大阪駅の商業施設「ルクア大阪」の地下2階にある人気エリア「キッチン&マーケット」の第2弾となり、今回は、スペインバルをテーマに、パエリア、ピッツァ、ハムとチーズ、タパス、肉料理のブースが並ぶ。グラスワインは400円〜、焼きたてのピッツァ1枚680円、イベリコ豚のロースト100g480円、と実に気軽な価格。もちろん、スーパーで購入した商品と併せて食べてもOK。

 テラス席に座っていたのは、スーパーの寿司を3世代で晩ごはんにする家族、生ハムをアテにワインの1人飲みをする男性、交互に買い出しに出掛けて飲み会を楽しむサラリーマングループなど、客層も利用法もさまざま。小学校以来の友人という20代女性の2人組は、「普段は福島の渋い居酒屋に通っているのですが、たまたま発見しました。外で開放的な気分で飲めるのがいいですね。気軽な感じもいい!」と、満喫していた。

 「阪急オアシス」の2階にもイートイン席が設けられ、ビールやチューハイ(各500円)などを販売するドリンクコーナーも。店内で購入したお弁当やツマミ、ワインのほか、外のバルで購入したフードであれば持ち込み可となる。営業時間は10時〜23時まで。

 福島区区長の大谷常一さんは、「近年、福島はグルメの町として多くの飲食店が進出し、国内外から多くの方が訪れて活気ある街として賑わっております。この、ふくまる通り57が、地域のみなさまだけでなく、世界中から愛される場所でありますように」と、今後への期待を寄せた。

「ふくまる通り57」 大阪市福島区福島5-18-25 https://www.hanshin.co.jp/fukumarudori57/

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