「わざわざ」来てほしい「お店が少ない」施設 神戸の海上施設が自虐PR

黒川 裕生 黒川 裕生

担当者「KFMは本年度、イメージビジュアルを刷新しました。新しいキャッチコピーは、その際にコピーライターの方と考えたものです」

―気のせいか、ちょっと自虐的な印象を受けましたが。

「その通りです。メッセージをちゃんと読んでほしいとの思いから、『ん?』と少し目を引くようなコピーにしました。『わざわざ』と書いたのは、KFMに来ていただくにはJRや阪神から『わざわざ』六甲ライナーに乗り換える必要があるからです」

「また、普通のショッピングモールなどであれば、本来はもっとお店がたくさんあるはずですが、キャッチコピーの通りKFMはお店が比較的少なく、ゆったりとしています。流行のタピオカドリンクなどもなく、お世辞にもにぎわっているとは言えません。しかし!インテリアなどのこだわりの高級商材をじっくり見ていただける環境であると自負しています」

―確かに、普段はさほどにぎわってはいませんね。

「ええ、大変静かです。でも素晴らしい場所です。近年は『e-Sports』の会場としても、よく使われているんですよ」

―新たなキャッチコピーが目指すものは。

「KFMの存在を認知していただきたいです!家具を買い替えるときなどに、KFMのことを思い出していただければ嬉しいです」

―でもわざわざ行くのもなあ…。いえ、もちろん私はそんな風に考えたことなど一度もありませんが…。

「実は現在、KFMではトートバッグを無料で配布しております。海の上にある施設だからこそ考えたい、プラスチックごみによる海洋汚染問題に対して、私たちにできることは何か、というメッセージを込めたバッグです。まだ在庫がありますので、この機会にぜひKFMへお越しいただければと思います」

―いま、会いにゆきます。

■神戸ファッションマート https://www.kfm-shop.jp/

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