―例えば現時点で経営に苦労していても、「盛り付け」次第で売り上げなどが劇的に変わり得るケースはあるのでしょうか。
「『盛り付け』によって売り上げが変わる可能性はありますが、例えば盛り付けではなく切り取るビジュアル、ネーミング、ストーリーなどの改善によってもSNSでユーザーに刺さる可能性はあります。その辺りも含めてアドバイスさせていただいております」
―Twitterで大きな反響があったことについてはどう受け止めていらっしゃいますか。
「多少ハネるとは思いましたが、正直驚くほどの反響をいただきました。お店の宣伝というわけではなく、マーケティングの話として発信したつもりなのですが、商品紹介だと捉えられた方には『前の方が美味しそう、食べやすそう』といったご意見もいただきました。そう感じる方がおられるのは事実なのですが、だからこそカフェ経営やビジネスの難しさが表れていますし、主観で進めるのではなく、顧客視点をいかに持ち続けられるかが大事だと感じています」
「『盛り付けが変わりました』という投稿だとここまで伸びなかったでしょうが、『500%』というマーケティング要素が入ったことにより、飲食のみならず、他業種でもシェアしてくださる方が増えたのだと思います。引き続き、カフェ視点から見える経営について発信していきたいと思っています」