昨今で女性の間で根強い人気を誇るスイーツ、パンケーキ。それをインド風に仕立てあげられた「ナンケーキ」が、日本に誕生した。カレーと一緒に食べるナンを、スイーツとして楽しむことができるものだ。
インド料理といえば、スパイスの効いた辛味が特徴の1つだが、「ナンケーキ」に辛さはなく、日本人の口に合うよう、インド料理の美味しさをいいとこ取り。レアなスイーツを求める甘味ファンに人気が出そうだ。
開発したのは、老舗の本格インド料理店「Bindu」。インド人が作った日本のオリジナルスイーツとして、今回初めて発売した。
「ナンケーキ」のナンは、カレーと一緒に食べるものを使用。1枚がしっかりと分厚いので、もっちりとした食感がある。パンケーキのようにナイフで軽々と切ることはできないため、お皿の横にはピザカッターが用意。マーマレードジャムとソフトクリームが挟まれた2枚重ねを、ピザカッターで切りながら豪快に食べていく。
ナンの味わいを引き立てるのが、上に盛り付けられた「ターメリックソフトクリーム」だ。カレーに用いられるスパイスのターメリックが練りこまれているが、ほんのりと香りを残しながらも甘く、ナンとのバランスは絶妙だ。
周りにはブルーベリーなどのフルーツが添えられ、ボリューム満点、「インスタ映え」しそうな色鮮やかな見た目も印象的だ。
Binduは、タンドリーチキンやカレーなどのインド料理を看板料理として掲げ、大阪府内に6店舗を展開している。7月には、カフェ&バルの機能を兼ね備えた新店舗をリノアス八尾(大阪府八尾市)にオープン。従来のインド料理に加え、ナンケーキなどのカフェメニュー、ワインやビールなどのバルメニューを堪能できるのは、この店舗だけだ。
Binduの社長を務めるシャルマ・ラム・アトマ氏は、「ランチやディナーだけでなく、カフェタイムも多くの人にBinduを楽しんでほしかった。きっと日本人の口に合うと思いますので、ぜひおしゃべりをしながら召し上がっていただきたいですね」と話す。
食後のデザートやママ会などでの利用を呼びかけている。